大学院

【究める Vol.11】教員紹介 三浦俊彦(商学研究科)

2019年09月03日

「究める」では、大学院に携わる人々や行事についてご紹介します。第11回は商学研究科の三浦俊彦教授にお話しを伺いました。

商学研究科

三浦 俊彦 教授

みうら としひこ


専門分野

消費者行動論、戦略的マーケティング、

グローバル・マーケティング、eマーケティング、

ブランド・マーケティング


担当科目 

演習Ⅰ・Ⅱ(消費者行動論)、国際マーケティング戦略、

消費者行動論Ⅰ、特殊研究Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(消費者行動論)


座右の銘  『省察克己』
大学院を卒業して教員になるとき、尊敬している先輩(研究者)からもらった言葉。常に自分自身を省みて、常に自分を超えていくこと。


趣味・特技

武道好き(弓道初段・合気道三級)格闘技好き。

音楽好き(自宅の部屋にエレピ・シンセエレクトリック(電子)ピアノ・シンセサイザー

歴史好き(普通の歴史、音楽史・建築史・絵画史などからキングダムまで)


感銘を受けた作品  J-P・サルトル(ジャン:ポール・サルトル)『悪魔と神』

神を信じていた傭兵隊長ゲッツ・フォン・ベルリッヒンゲンが、最後に空に神がいないことを感得したところは、まさに実存主義を戯曲で完璧・明快に表現している点。

指導学生から紹介します!

三浦先生の下で三年間勉強してきました。三浦先生は本当に幅広い分野の書物を読んでいらっしゃる、博識の先生です。学生の学業だけではなく、就活や留学生の生活などにも関心を持つ優しく親切な先生です。学生から真に信頼される先生です。ゼミでは主に消費者とメーカーの視点から最先端のマーケティング研究成果を分かりやすく解説しながら、基本的な商学知識を身に付けることができます。本当に色んなことを勉強できると思います。

(博士課程前期課程3年 Yさん)

研究テーマ

・消費者行動の国際比較
 特に、他国の消費者に比べ、品質にうるさく、イメージも重視し、流行も気にする日本の消費者の特性を、歴史的かつ国際比較で分析する

・日本企業のブランド戦略
 文化の差を乗り越えて、いかに日本企業が諸外国で成功するかをブランド戦略の理論から分析する

・クールジャパン戦略
 日本のアニメや日本食その他を、いかに海外で成功させるかを、集合知や集散地などインターネットが生み出した新たな消費者行動も参考に分析する

論文・著書・学会発表

『日本の消費者はなぜタフなのか』(有斐閣、単著、2013年)

  • 『グローバル・マーケティング戦略』
    (有斐閣、共著、2017年)
  • 『マーケティング戦略[第5版]』
    (有斐閣、共著、2016年)
  • 『日本の消費者はなぜタフなのか』
    (有斐閣、単著、2013年)
  • 『地域ブランドのコンテクストデザイン』
    (同文舘、共編著、2011年)
  • 『グローバル・マーケティング入門』
    (日本経済新聞出版社、共著、2009年)
  • 『eマーケティングの戦略原理』
    (有斐閣、共編著、2002年) 

                 など                                     

最近のトピックス

この4、5年、他大の先生と一緒にやっている文科省の科研費研究が面白いです。研究テーマで書いた「クールジャパン戦略」にも関わるもので、日本アニメの海外展開が研究対象と言うことで、パリのジャパン・エキスポ、LAのアニメ・エキスポ、バルセロナのサロン・デル・マンガなど、世界のアニメの祭典に調査取材に行ってまして、ワンピースはじめマンガファンの私としては、趣味と実益を兼ねた最高の研究プロジェクトです(2016年7月のLAアニメ・エキスポでは、新海監督も出てこられて「君の名は。」のワールド・プレミアを見れました)。 何らかの研究にまとめたいと思っています。

受験生のみなさんへ

勉強や研究には、サイエンス(分析力)とセンス(創造力)が必要です。大学院でしっかりとサイエンスの基礎を身に付け、その基礎の上に自分なりのセンスある独自の主張を作り上げていってもらえればと思います。

※掲載内容は2019年9月3日時点のものです。