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2022年01月01日

新年のご挨拶 -理事長 大村雅彦-

理事長 大村雅彦

 明けましておめでとうございます。

 昨年は一昨年にも増して新型コロナ・ウイルスが猛威を振るい、1日あたりの感染者数が8月には東京都だけでも5,500人、全国で2万5,000人を超えるという日もありました。しかし、ワクチン接種が普及したためか、秋以降、急速に沈静化し、師走に至っています。ただ、また新たな変異株の発生が伝えられており、大学入試の時期を控えて、なかなか心穏やかに過ごせない日々が続いています。新型コロナ・ウイルスが大学における教育研究活動に及ぼしている影響には大きなものがあります。学生の学びの機会を保障するために導入したオンライン型授業は、学生や教職員の負担になる面もありますが、教育研究の世界に新たな地平を拓いたという面もあり、今後とも、これを対面型授業とうまく組み合わせることで、学生の多様なニーズに応えることができそうです。これまでの経験を踏まえて、ウィズ・コロナの時代の大学教育がどのように進化していくのか、注目したいと思います。

 コロナ禍の影響で、箱根駅伝予選会は昨年も無観客で開催され、本学の駅伝チームは前年に引き続き2位で予選会を通過することができました。また、9年振りに本戦出場を果たした全日本大学駅伝では、本学チームは8位に入り、シード権を確保することができました。徐々に力を付けてきていることを感じさせます。正月の箱根駅伝は再び無観客で実施されるかも知れませんが、テレビ観戦で声援をお送り下さい。選手諸君が各自の力を最大限に発揮して活躍してくれると期待しています。また、昨年は1年遅れで東京オリンピック・パラリンピックが賛否両論ある中で開催され、本学在学生・卒業生のうちから合計14人の出場選手を輩出することができました。きわめて異例な状況での開催となったわけですが、活躍された選手の皆さんを心から讃えるとともに、ご尽力された関係者のご苦労をねぎらいたいと思います。

 中央大学中長期事業計画「Chuo Vision 2025」は2022年度に7年目を迎えます。2019年4月に国際経営学部と国際情報学部を開設するとともに、2020年から2021年にかけてグローバル・ゲートウェイと国際教育寮およびフォレスト・ゲートウェイが多摩キャンパスで竣工しました。これらにより、多摩キャンパスの表玄関となっているモノレール駅周辺は大きく変貌しました。都心では、法学部の移転先となる茗荷谷キャンパスの新築工事が進捗しており、理工学部および国際情報学部やロースクールとの連携を踏まえた新たな法学部教育が構想されています。御茶ノ水では、駿河台記念館を建て替えて高層化する駿河台キャンパスの工事が順調に進んでおり、学員の都心拠点を確保しながらロースクールとビジネススクールを収容します。さらに、後楽園キャンパス内の1号館建替え計画も決定され、2022年度には着手することになります。このように本学は、最大規模の多摩キャンパスと、新たに増強される都心キャンパス群とで構成されることになりますが、2023年度からは、都心だけでも全学生定員の半分近く(45%)を収容し、都心での比重がこれまでよりも大幅に増えることになります。これを機に、大学教育とそれを支える各種サービスのDX化を推進し、キャンパス間の連携を高めて参ります。

 以上のような中長期事業計画「Chuo Vision 2025」だけでなく、そろそろ次の中長期計画(2035)の策定を視野に入れる時期にもさしかかってきました。次期の中長期計画では、いうまでもなく多摩キャンパスの将来計画が最大の政策課題となりますので、学長を始め教学の意見を尊重しつつ、2022年度からその準備的検討を始める予定です。

 また、私は中央大学のアイデンティティを強化していく必要を感じており、その一方法として、本学創立者はもちろん、日本や世界の発展に多大な貢献をされた卒業生の功績を学生や外部の人々に知ってもらうための史料館のような施設(部屋)を学内の建物のどこかに設置できないものかと思案しているところです。これも本年の検討課題です。

 最後に、教職員の日頃の地道な活動を通じて教育研究の高度化や産学官連携を推進するとともに、大学と学員との連携を強化していくことが、学生たちの学びを充実させ、満足感を高め、さらには、中央大学を「世界に存在感のある大学」へ押し上げることにつながっていくものと確信しています。法人役員も微力を尽くして参りますので、教職員の方々はもちろん、全国の学員の皆様のご協力・ご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

 コロナ禍が下火になること、また、皆様にとって実り多き年になることを祈念して、年頭のご挨拶と致します。

2022年1月1日          

学校法人中央大学 理事長 大村雅彦