大学紹介

新年のご挨拶 -総長 酒井正三郎-

2021年01月01日

総長 酒井正三郎

 新年明けましておめでとうございます。年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年は、猖獗を極めるコロナ禍に、世界が、日本が、わが中央大学が呻吟した一年でした。オンライン授業やテレワークが広まり、瞬く間に定着しました。新入生の皆さんは、本格的なキャンパスライフを体験することなく最初の一年が終わろうとしています。この新しい年は、人類がコロナに打ち克つ年となりますとともに、在学生、教職員、ご父母、卒業生、地域社会など全てのご関係の皆さまにとりまして、輝かしい未来への幕開けを告げる年となりますことを心より祈念しております。

 本学は、1885年に18人の若き法律家たちによって、「英吉利法律学校」として創設されま した。「實地應用ノ素ヲ養フ」を建学の精神に掲げ、多様な学問研究と幅広い実践的な教育を通じて、社会が求める人材を輩出してきました。この精神は現在、「行動する知性。-Knowledge into Action―」というユニバーシティー・メッセージに継承されています。

 本学は、2025年に創立140周年をむかえますが、130周年の2015年にそこに向けて取り組むべき重要課題を「中長期事業計画Chuo Vision 2025」として策定しました。新学部の創設、キャンパス整備、グローバル化の推進、スポーツ振興、総合学園構想の具体化が大きな柱です。既に、10年計画の前半期の5年間で、国際経営学部と国際情報学部の2つの学部新設や法学部移転にむけた都心キャンパスの確保、多摩キャンパスにおける国際教育寮やグローバル館を含む新棟の建設など、それぞれの柱に関して着実な前進を実現してきました。

 2021年は10年計画の後半期最初の一年に当たります。本年が、この実績を踏まえて、中央大学の将来に向けてさらに大きな躍進の年とすべく真摯な努力を継続をして参りますことをお約束いたします。皆さま方におかれましては、本学の意のあるところご賢察を賜り、倍旧のご協力、ご支援を賜りますようお願いいたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

2021年元旦           

学校法人中央大学 総長 酒井正三郎