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2020年10月02日

コロナ禍における大学の取り組みについて、学長 福原紀彦が日本私立大学連盟発行『大学時報』に寄稿

 一般社団法人日本私立大学連盟が発行する『大学時報(2020/7-9合併号)』の特集「コロナ禍における大学の取り組み」に、中央大学学長 福原紀彦が寄稿した「大学におけるオンライン授業の現状と課題 ―感染防止のための臨時対応から新しい大学の様式へ―」が掲載されました。

 以下の4点について、中央大学における事例から、現状と課題を整理しています。

 1 学生本位の基本的姿勢の明確化と組織的態勢整備
 2 オンライン授業実施のための対応と課題
 3 オンライン授業活用のための情報環境整備
 4 学生支援の指針の策定と各種支援策

 中央大学では、ICTを活用した教育研究支援システムと情報インフラを強化し、オンデマンド・コンテンツ等の知的資産を活用して、学生に学びの機会を確保するため、2020年度春期・前期授業において、いち早くオンライン授業を開始しました。
 
 オンライン授業の実施にあたり、インターネット上の遠隔会議授業システム「webex」へのアクセス権限を全ての教職員に用意し、学生・教員向けの「オンライン授業・WEB会議ポータルサイト」を立ち上げるなどして、オンライン授業の充実化と活用のための支援体制を整えるなど、非対面であっても十分な学修成果が得られるよう、教職員が工夫と努力を重ねています。
 
 また、オンライン授業の受講を含む学修環境整備など、新たな経済的負担を迫られている学生の問題の解決に役立ててもらうため、通学課程に在籍する全学生(大学院生、専門職大学院生を含む)を対象とした特別支援策として、学生1人あたり5万円の特別支援措置(総額13億円)を行いました。
 
 さらに、学生が自主的に行うさまざまな活動を支援するために、遠隔会議授業システム「webex」のホスト・アカウントを全学生に配布し、学生が友人と自主的なオンライン学習会を開催したり、学生団体のオンライン活動を展開するなどして、学内外にさまざまなネットワークを広げることができる環境を整えています。
 
 秋期・後期授業実施に向けては、キャンパス内の人口密度低減、「三密」を回避する教室環境の整備、キャンパス内ソーシャル・ディスタンスの確保などを検討し、学生の安全を第一としながら、大学本来の機能を回復すべく、原則としてオンラインによる遠隔授業での実施を継続しつつ、一定の条件下で、面接授業を再開いたしました。
 
 現在、Withコロナ/Afterコロナという時代における、新しい生活様式と文化を生み出すべき重要な時期にあります。中央大学は、これらを踏まえた新しい大学のあり方を模索し、これまで以上に、高等教育研究機関である大学としての社会的責任と機能を発揮できるよう努力し続けてまいります。