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2014年03月11日

東日本大震災3年目の日にあたってー学長 福原 紀彦ー

今年も3月11日が巡ってきました。犠牲者の方々にあらためて哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様に心からのお見舞いを申し上げます。
 この日が来るたびに、「もう1年が経ったのか」という思いと、「1年が過ぎたのに、まだ」という思いが複雑に交錯しますが、昨年・一昨年と、私は次のことをお誓い申しあげました。それは、
(1)高等教育機関としての教育責任を果たし続けること
(2)中央大学ならではの支援・社会貢献を継続的に行うこと
(3)多くの関係者との協働関係を強化すること
(4)災害に対する備えや対策を研究し、社会に還元し続けること
の4つのことでありました。
 今年もなお、「もう」「まだ」と自問する日々は続いていますが、このお誓いに込めた思いだけは変わりません。「震災の風化」が言われますが、本学ではそのようなことはありません。本学は、被害を受けられた方々と復興に取り組む方々の視点に立った支援活動を継続し、その社会的責任を果たしてまいります。

2014年3月11日
学長  福原 紀彦

<本学の取り組みについて>
(1)高等教育機関としての教育責任を果たし続けること
 本学は、2014 年度の入学試験において、東日本大震災で被災された方に対す入試選考料(受験料)の免除を行ったほか、「経済援助給付奨学金(自然災害による被災者対象)」を2014年度も継続します。

(2)中央大学ならではの支援・社会貢献を継続的に行うこと
 本学の「被災地支援学生団体ネットワーク」は、相馬市、気仙沼市、宮古市で活動を継続しています。
 昨年の夏からは、東北学院大学様との協力のもと、気仙沼市での企業インターンシップに学生を派遣しています。これに参加した学生は、現地だけでなく、都内の企業で催された「復興マルシェ」にも参加しましたが、その活動の一端はテレビ局の取材を受けましたので、震災の風化を防ぐ一助にもなりました。  
 今年の春季休業中には、学生部ボランティアステーションが企画した「ボランティアバス」を東京-東北 間で走らせます。また、「女川スタディーツアー」も実施致します。
 また、こうした学生ボランティア支援体制強化のため2013年度に学内に設置した「ボランティアステーション」は、2014年度には「ボランティアセンター」と改称し、さらなる支援の充実を図ってまいります。

(3)多くの関係者との協働関係を強化すること
 地域のコミュニティとの結びつきは、本学の「被災地支援学生団体ネットワーク」の活動の原動力となり ました。学生達は、その何かしたいという「志」を形にすることを体験し、本学のユニバーシティメッセージ「行動する知性。」を実践しています。
 学生の活動については、学員からの経済的支援も頂き、また活動の現場で、学員との新たな出会いも数多くありました。「オール中央」の力を今後も復興に役立て、「オール中央」を越えた広まりである「ビヨンド・オール中央」の原動力とできればと考えます。

(4)災害に対する備えや対策を研究し、社会に還元し続けること
 本日・3月11日には、本学政策文化総合研究所公開シンポジウム「3.11複合災害と日本の課題」を開催します。このように、震災及び自然災害についての調査・研究を今後も促進し、その成果の学外への発信を継続致します。