FD・SD活動
第40回中央大学FD・SD講演会を実施しました。
2025年04月14日
4月8日(火)に、中央大学国際センターとの共催により第40回中央大学FD・SD講演会「我が国の大学の国際化を考える~これまでとこれから~」をオンライン形式で実施し、100人を超える教職員(兼任講師を含む)が参加しました。
講師として、文部科学省高等教育局の参事官補佐である庄司祐介氏を招き、ここ20年における文部科学省の国際化に向けた政策やその成果、日本社会全体における国際化の現状等について、様々なデータを基に説明をいただきました。その中では、スーパーグローバル大学創成支援事業(SGU)に採択された大学と採択されなかった大学での留学生数の推移や、それに伴う日本の国際性の上昇、さらにはコロナ禍以後の留学生受け入れと学生の国外派遣の傾向についても言及があり、政府の行う事業に大学として参画していくことの重要性や、本学のみならず日本全体における現在の学生の行動傾向を改めて学ぶことができました。
庄司氏からは、大学が「国際化」を行う目的を改めて見つめること、自大学の国際化を考えるにあたり、特定の組織だけが国際化を考えるのではなく、教職員一人ひとりが大学の国際化にむけたビジョンを理解し、行動していくかが重要である旨のメッセージがあり、その後の質疑応答も含めて、本学の教職員が改めて「Global-X」を正しく理解し、国際センターの伴走も得ながら、主体的に国際化に向けて行動をする重要性を見つめなおすきっかけとなりました。
参加した教職員からは、
・2018年問題への対応として安直に国際化を進めるべきと考えておりましたが、今回のお話を受けて、国際化が中央大学にもたらすものは何かを深く考えなければ、ただトレンドに流されるだけで存在感の発揮につながらないと思い直すきっかけとなりました。
・高等教育における国際化の取り組みを歴史的背景も踏まえながらご紹介頂き、大変勉強になりました。今後の講義の取り組み方にも反映させて行きたいと思います。
・グローバルを教員ひとりひとりの問題として捉えることが大切というのは、本当にそのとおりと思いました。
といった声が寄せられました。
中央大学FD・SD推進委員会では、学内各組織との密接な連携の下で、教職員のFDとSDを推進していきます。