FD・SD活動
第39回中央大学FD・SD講演会を実施しました。
2025年03月24日
3月11日に、中央大学ダイバーシティセンターとの共催により、「障害に関する合理的配慮とインクルーシブな授業・ゼミ・学生対応」をテーマとする講演会を対面およびオンライン方式で実施し、約100名の教職員が参加しました。
講師として、森脇 愛子 氏(青山学院大学 教育人間科学部 心理学科 准教授)をお招きし、合理的配慮の提供やインクルーシブな授業・ゼミ運営・学生対応を無理なく実現するための考え方と、具体的方法についてご講演いただき、日々の授業運営を考える機会としました。
森脇氏からは、障害学生支援の現状や、全体的に共通する合理的配慮の提供にあたって役立つ考え方や知識、障害種別ごとに授業、ゼミ運営、学生対応(教職員)の場面などを想定した具体例についてお話をいただきました。『無知で熱心な支援者』にならないための考え方についてもお話いただきました。また、ノイズキャンセリングヘッドホンや同時文字起こしツールなどの支援ツールについてもご紹介をいただきました。講演後は多くの質問が寄せられ質疑応答も活発なものとなりました。
事後アンケートでは、参加者から以下の感想が寄せられました。
〇大学(教職員や学生たち)や企業などに限らず、社会において個々の人たちがこの問題の存在に気づき、正確な知識を身に着け、合理的かつ適切に対応すること(できるようになること)が重要だと思います。
〇教室に来た学生に対する配慮だけでなく、教室に来る前の時点(学びのスタートライン)に差があるかどうか、また、インクルーシブであるための具体的なTips とPoints to noteをお示しいただき、参考になります。
〇日々の学生対応において、大変参考になりました。
〇何においてももっと本質的に問題を捉えなければならないことに改めて気づかされました。
中央大学FD・SD推進委員会では、学内各組織との密接な連携の下で、教職員のFDとSDを推進していきます。