FD(ファカルティ・ディベロップメント)活動

英語による授業実施スキル向上のためのFD研修会(春季講座)を実施しました

2023年03月29日

2023年2月27日、3月6日、3月8日の合計3日間、「英語による授業実施スキル向上のためのFD研修会(春季講座)」を3講座実施し、延べ41名の教員が受講しました。

 

この研修会は、本学におけるグローバル化の推進にあたって、授業の多くを担う“Non-Native-Speaker”による教育力の向上を企図し、FD活動の一環として実施しているものです。実施11年目にあたる今季においては、2023年度の授業開講に向け、授業の規模に合わせて、学生の意欲を引き出しながら効果的に授業を進行するためのスキルや、教員側の意図することが伝わりやすいフレーズを学ぶための講座を複数開講いたしました。講座満足度は平均して90%を超え、非常に充実した講座となっています。

 

●実施講座

Aコース :英語で効果的に教えるためのFD研修(基礎編)(株式会社アルクエデュケーション提供)

 

Bコース:【上級】ミーティング/グループワーク/ゼミ ~考えをしっかり伝え、しっかり引き出し、しっかり場をまとめられる進行役になる為の上級者英語~(株式会社アゴス・ジャパン提供)

 

Cコース: Inspiring Lectures in English (ILE)学習意欲を高める英語による講義のための講座<中・上級編>(株式会社進研アド提供)

 

 

<受講者の感想>

・実際の授業に応用できるヒントをいくつもいただきました。講師の先生がその見本をお示し下さったと感じています。参加者の意見を引き出す工夫(資料を事前に配布、個人で考える時間を2分など区切って与える、グループで話し合い、全体に共有、コメントは良いところを強調するなど)も、非常に参考になりました。

・講義形式で講師から知識を習得しつつも、⾃らも議論に参加することで⾃分の考えを整理でき、他の参加者から着想を得ることができ、とても充実していた。

・講師がたいへん親切であり、全員が疑問を残したまま進んでいないか注意を払い、さらに、たとえテキストから少し離れた内容の質問、コメントであっても丁寧に汲み取り全体の議論に組み込んでいた。総じて、参加意識を高く保つことができ、有用な内容を学ぶことができた。他の参加者も高い動機付けで臨んでおり、また経験値を含む能力が高く、彼らの質問やコメントから学ぶことも多かった。

・また、講師は、中立な立場であること、学生の意見を批判しないことなど、とても大切なポイントを学びました。学生が安心して自由に意見を述べることができる環境を作ることが大事であること、また、そのような環境を作るためのヒントもいただくことができました。

・繰り返し発音の練習ができたり、先生が上手に例文を示してくださるので、それに基づいて、グループワークで何度も練習できるので、とても良い練習になりました。毎回、誰にでもある自己紹介の場面をこのように勉強できて、とてもありがたかったです。

・実際の授業を想定した授業で、とても質の高い教材でした。とても良かったです。以前と同じ教材でも、理解度が深まりますので、ぜひ何度でも受講したいです。

 

<講座の様子(Zoomキャプチャ>