中央大学について

経済学基礎科目の学習支援システムの構築

【取組概要】

本取組は、学生がより主体的にかつ効率的に経済学で社会経済事象を考える際に基盤となる「知識力」や「思考力」を身につけることができるという経済学部のカリキュラム・ポリシーのさらなる実現をめざして、初年次における必修専門教育科目に関するミクロ経済学およびマクロ経済学に関する教育システムの改革を企図するものです。
経済学部において設置されている初級レベルのミクロ経済学、マクロ経済学の授業科目群およびその次のステップとなる授業科目群の入り口までに相当する演習問題を、過去に出題された公務員試験問題をベースとして作成し、それをコンテンツとするe-learningシステムを構築すること、自学自習の人的サポート体制として、初級レベルのミクロ経済学およびマクロ経済学の授業科目群に対して、現在配置されているティーチング・アシスタント(TA)に加えて、新たにスチューデント・アシスタント(SA)の活用を試行することによって本取組の目的を実現していきます。

【取組実績】

e-learningシステムのミクロ経済学およびマクロ経済学の演習問題を作成する作業グループを組織し、当該組織において、ミクロ経済学の学習において必要とされる数学のレベル、さらにはマクロ経済学の学習において必要とされる数学のレベルを設定し、その上で、ミクロ経済学、マクロ経済学の演習問題を作成しました。本システムは本学が2014年度から導入したLMSであるmanabaに搭載し、経済学部の学生が容易にミクロ経済学・マクロ経済学に関する自習ができる体制を整えました。
また、ミクロ経済学・マクロ経済学の問題演習を実施する授業において、SAを配置することにより、履修学生の理解促進に繋がりました。
ミクロ経済学およびマクロ経済学に関する物理的支援システム(e-learning)と、人的支援システム(SAおよび従来からのTA)が構築されたことにより、より共通化した枠組みの下で学生が経済学の学修をすることが可能となりました。