中央大学理工学部教授 中村太郎らが設立した株式会社ソラリスが第3回目の資金調達のファーストクローズ1.6億円で完了 --複雑な細管を可視化、点検するミミズ型ロボットおよび防爆性に優れ 固液混相流体の混錬・搬送を行う蠕動運動ポンプロボットの製品化を目指す

　中央大学理工学部教授 中村太郎らが設立した株式会社ソラリス（代表取締役 梅田 清、以下、ソラリス社と表記）は、第３回目の第三者割当増資を実施いたしました。三菱UFJキャピタル6号投資事業有限責任組合(本社東京都中央区、以下：三菱UFJキャピタル)、MSIVC2020V投資事業有限責任組合(本社東京都中央区、以下：三井住友海上キャピタル)、国立研究開発法人 科学技術振興機構（本部 埼玉県川口市、以下：科学技術振興機構）から合計1.6億円の出資を受けて、累計調達額は3.7億円となりました。

　ソラリス社は今回の調達資金を活用し、複雑な細管を可視化、点検するミミズ型ロボットおよび防爆性に優れ固液混相流体の混錬・搬送を行う蠕動運動ポンプロボットの製品化を促進し、インフラ・工場・プラント・ビル配管の点検・清掃や、化学品・食品製造現場や土木・建設現場の省人化など、多くの業界で嘱望されているソフトロボットの実用化を目指します。

ソラリス社は、2017年創業で、中央大学バイオメカトロ二クス研究室の研究成果をベースとした大学発ベンチャーです。生物や生体の機能に学んだ柔らかいロボット（ソフトロボット）の最先端の研究成果の実用化を目指しております。ソラリス社は、高出力で軽量かつ柔軟な軸方向繊維強化型・空気圧人工筋肉をコア技術として、腸管の運ぶ混ぜる機能を有した蠕動運動ポンプロボットやミミズのように動くことで複雑な細管を進むミミズ型ロボットなどの世界に類をみない独自技術があります。
 

社名：株式会社ソラリス
設立：2017年9月29日
資本金：371,000,000円（資本準備金含む）
本社所在地：東京都文京区小石川二丁目23-12　エスティビル小石川7F
代表取締役：梅田 清
取締役会長：中村 太郎（中央大学理工学部 教授）
取締役　　：山田 泰之（法政大学デザイン工学部　准教授）
取締役      ：山根 幸司
社外取締役：出路 貴規（スパークス・グループ株式会社グループ　グループ執行役員/スパークス・アセット・マネジメント株式会社　取締役）
社外監査役：尾崎 博史（尾崎博史税理士事務所　所長）
事業内容   ：空気圧人工筋肉を使ったソフトロボティクスの製品化・製造・販売
 

専門分野　ソフトロボティクス、バイオメカトロニクス、知能機械学

　1975年生まれ。信州大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。1999年、秋田県立大学助手。2004年、中央大学理工学部専任講師、2006年、同大学准教授をへて、2013年より同大学教授。2017年株式会社ソラリス設立。代表取締役社長就任、2021年株式会社ソラリス取締役会長就任。現在に至る。2012－2013年までスイス連邦工科大学ローザンヌ校Visiting Professor。博士(工学)。人工筋肉を用いたソフトロボット、および生物を規範としたバイオロボティクスの研究開発と応用に従事。2011年、文部科学大臣表彰若手科学者賞などを受賞。単著に「図解　人工筋肉　ソフトアクチュエータが拓く世界」等がある。

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