広報・広聴活動

中央大学×東京電力エナジーパートナー株式会社 後楽園キャンパス内施設の電力見える化を開始--中央大学AI・データサイエンスセンターでの教育、研究活動に活用

2020年10月22日

 中央大学(東京都八王子市、学長 福原 紀彦)では、2020年3月に東京電力エナジーパートナー株式会社(以下、東電EP)と締結した包括連携の活動の一環として、このたび、後楽園キャンパス(東京都文京区)に東電EP提供のエネルギーマネージメントシステムを導入し(センサ設置数225か所)、キャンパス内施設の電力見える化を開始しました。集積データは、施設管理に加え、データサイエンスに関する教育・研究活動に活用することを目的としています。

 電力見える化のデータは、本年4月に設立された中央大学AI・データサイエンスセンター(所長 樋口 知之)において管理を行い、理工学部経営システム工学科の卒業研究などに提供されています。学生は実データを用いた研究活動を行うことで、実践的なデータサイエンス教育の推進が期待されます。

参考

(2020年3月31日発表プレスリリース)
中央大学×東京電力エナジーパートナー株式会社 包括連携に関する基本協定を締結
https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/2020/03/48677/

「AI・データサイエンスセンター」について

 中央大学は、2020年4月、後楽園キャンパスに「AI・データサイエンスセンター」を設立しました。現在、ビッグデータの登場やAI革命により、あらゆる産業から日常生活にまで広範に大きな変革が起こりつつあります。そのような時代の転換点において、人類の幸福と社会の持続的発展に寄与する長期的理念は堅持しつつも、社会のニーズに適切に対応できる人材養成を担うことは、大学に課されたもっとも重要なミッションです。このような時代の要請に応えるべく、本センターを設立いたしました。
 
 中央大学は長い歴史を持つと共に、法学部をはじめとして人文・社会科学に関係する多くの学部や組織をもつ大規模な総合大学です。AI技術が私たちの社会生活に深く浸透しつつある今、技術主導ではなく「人間中心のAI社会」を創っていかねばなりません。そのためには、社会のニーズや懸念などを可視化し、実際の技術開発や関連する法制度などにそれらを反映させること、いわゆるRRI (Responsible Research Innovation)の観点がむしろ今後は大切になってきます。
 本センターは、中央大学の特徴ある総合大学の強みを生かして、AI技術を駆使してデータに基づき合理的な意志決定ができる人材を育成して参ります。

概要

名称:中央大学AI・データサイエンスセンター
開設日:2020年4月1日
設置場所:中央大学後楽園キャンパス(東京都文京区春日1-13-27)
所長:中央大学理工学部教授 樋口 知之

オリジナルサイトhttps://adc.r.chuo-u.ac.jp/

<本件に関するお問い合わせ>
 中央大学AI・データサイエンスセンター事務室
  TEL:03-3817-7463
  Email:aidatascience-grp@g.chuo-u.ac.jp

<取材に関するお問い合わせ>
 中央大学広報室
  TEL:042-674-2050
  Email:kk-grp@g.chuo-u.ac.jp