広報・広聴活動

中央大学ビジネススクール 2020年度6月 公開模擬講義「誤解の多いダイバーシティ経営:働き方改革と管理職のマネジメントが鍵」オンライン開催のお知らせ

2020年05月27日

 中央大学ビジネススクール(所在地:東京都文京区春日1-13-27、研究科長:露木恵美子)では、社会人が学ぶ「ビジネススクール」や「MBAコース」の意義や特徴を広く社会に周知することを目的として、一般に開かれた講座「体験模擬講義」を開催しています。
 2020年度の第1回は、佐藤 博樹(人的資源管理分野)が講師を務めてオンライン講義を実施いたします。

 今回のテーマは、「誤解の多いダイバーシティ経営:働き方改革と管理職のマネジメントが鍵」です。
人材マネジメントとしてダイバーシティ経営を重視する企業が増えているものの、その内容を誤解している企業が少なくありません。ダイバーシティ経営とは、「適材適所」の人材マネジメントで、社員一人一人の個性・能力を最大限発揮できる機会を提供することにより、イノベーションを生み出し、企業の価値創造につなげる経営のことです。しかし、女性や外国人や障害者など社員の属性に着目した取り組みに留まっている企業が多く見られます。多様な人材が活躍できるようにするためには、「働き方改革」が不可欠であるにも関わらず、「働き方改革=長時間労働の解消」と狭く理解している企業も少なくありません。さらに、多様な働き方や価値観の社員が、仕事に意欲的に取り組めるようにするためには、高いレベルの「ヒューマンスキル」が管理職に求められることになります。今回の講義では、こうしたダイバーシティ経営における課題について講義します。
 講義だけでなく、MBA講義で行われているグループディスカッションを通して参加者の皆さんにMBAの面白さ・楽しさを体験していただきます。
 本講義にご参加いただくために、特別な専門知識やビジネスの知識は必要としません。和気あいあいとした雰囲気で展開されますので、どなたでも気軽に参加できます。

 つきましては、次貢の概要にて体験公開講義を実施いたしますので、開催告知およびご取材いただければ幸甚です。ご検討の程、宜しくお願い申し上げます。
 ご取材いただける場合は、別紙「取材申込書」を6月9日(火)までに中央大学広報室へEmailにてご送付いただけますと幸甚です。
 なお、当日は、CBS MBAコース説明会として、模擬講義修了後に在学生・修了生を交えたCBSでの活動・生活に関する懇談も行われます。

オンラインでCBS型ディスカッションの体験を

 CBS型ディスカッションとは、CBSの多くの講義で採用している教育方法の通称です。
 この方法は、CBSの強みである学生たちの「豊富な実務経験」に、教員が提供する「最新ビジネス理論」を融合させることで、学生一人一人の行動志向で実践志向な気づきをうながそうとするものです。クラス内では、学生によるグループ討議に続き、その成果を受講生全員で共有しながら再討議するという「2つのステップ」を経ることにより、「気づき」が深化していきます。
 「自分のやり方は、不十分かもしれない。・・・さんのやり方のほうがベターだ。明日からやってみよう」、「・・・理論によれば、・・・のような方法が、私の会社ではより適切のはずだ。会社で提案できるかも」などといった、行動志向の「気づき」が日常的に生まれているのです。
 このようなディスカッションは、学生の皆さんの「豊富な実務経験」がなければ実現しません。CBSが、ビジネスパーソンに特化した経営大学院だからこそ採用できる方法であると言えるでしょう。
 CBSでは、オンラインでも、このCBS型ディスカッションを実現しています。この機会にぜひCBS型ディスカッションを体験ください。

開催概要

日 時:2020年6月13日(土)17:00~19:00(16:45開場)
会 場:オンライン開催 ※ 応募者のみ接続先を連絡いたします。
講 師:佐藤 博樹(中央大学ビジネススクール、人的資源管理分野)
テーマ:「誤解の多いダイバーシティ経営:働き方改革と管理職のマネジメントが鍵」 
参加料:無料
申 込:中央大学ビジネススクール公式HPのイベントより申込受付
備 考:CBS MBAコース説明会は、中央大学ビジネススクールの進学をお考えの方、MBAコースに関心がある方を対象とした入学説明会としてだけではなく、模擬講義のテーマ自体に興味のある方にもMBAを理解していただく為のイベントです。
 

講師略歴

佐藤 博樹  中央大学ビジネススクール教授

 一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。雇用職業総合研究所(現、労働政策研究・研修機構)研究員、法政大学経営学部教授、東京大学社会科学研究所教授などを経て、現職。東京大学名誉教授。 
 著書に『人材活用進化論』(単著,日本経済新聞出版社)、『新しい人事労務管理(第6版)』(共著,有斐閣),『職場のワーク・ライフ・バランス』(共著,日経文庫)、『男性の育児休業:社員のニーズ,会社のメリット』(共著,中公新書)、『パート・契約・派遣・請負の人材活用(第2版)』(編著,日経文庫)、『実証研究 日本の人材ビジネス』(共編著,日本経済新聞出版社)、『新訂・介護離職から社員を守る』(共著,労働調査会)、『ホームペルパーの能力開発と雇用管理:職場定着と能力開発に向けて』(共著,勁草書房),『ダイバーシティ経営と人材活用:多様な働き方を支援する企業の取り組み』(共編著,東京大学出版会),『ダイバーシティ経営と人材マネジメント:生協にみるワーク・ライフ・バランスと理念の共有』(編著,勁草書房)など。
 兼職として、内閣府・男女共同参画会議議員、内閣府・ワーク・ライフ・バランス推進官民トップ会議委員、経産省・新ダイバーシティ経営企業100選運営委員会委員長、民間企業33社との共同研究である「ワーク・ライフ・バランス&多様性推進・研究プロジェクト」共同代表など。

中央大学ビジネススクール(CBS)について

 中央大学ビジネススクール(後楽園キャンパス 戦略経営研究科)は、働きながら学ぶビジネスパーソンに特化した大学院です。2008年の開設以来、これまで700人を超える修了生を輩出してきました。最新のビジネス理論を学べるだけでなく、ディスカッション形式での講義や実践的なフィールド科目を提供することで、多忙な社会人の学びの場を提供し続けています。
 

<本件に関するお問い合わせ>
 中央大学ビジネススクール事務室
  TEL 03-3817-7485
  Email cbs-info-grp@g.chuo-u.ac.jp
  
<取材に関するお問い合わせ>
 中央大学広報室
  TEL 042-674-2050
  Email kk-grp@g.chuo-u.ac.jp