広報・広聴活動プレスリリース

2015年08月05日

生体投与可能な人工酸素運搬体“ヘモアクト™”を開発 =血液代替物としての臨床利用に大きく前進=

 中央大学 理工学部 教授 小松晃之の研究グループは、ヘモグロビン*1を血清タンパク質であるアルブミン*2で包みこんだ新しい人工酸素運搬体の製剤化に成功しました。

 

 輸血液の代りに生体へ投与できる人工酸素運搬体(血液代替物)の実現は、次世代医療の最重要課題の一つです。これまで様々な物質が合成されてきましたが、副作用(血圧上昇)や有効性に問題があり、未だ実用化には至っていません。小松らは、ヘモグロビンを血清タンパク質であるアルブミンで包みこんだこれまでにない構造の新しい人工酸素運搬体の製剤化に成功しました(製剤名:ヘモアクト™(HemoAct™))。さらに慶應義塾大学、崇城大学、熊本大学と共同で動物実験を行い、ヘモアクト™が血液適合性に優れ、副作用がなく、安全性の高い人工酸素運搬体であることを実証しました。人工血液の実現が一気に近づくものと期待されます。

 

 本研究成果は、英国ネイチャー・パブリッシング・グループのオンライン総合科学雑誌Scientific Reports (サイエンティフィック・リポーツ)誌(2015年7月29日付)に掲載されました。

 

【研 究 者】   小松晃之  中央大学理工学部 応用化学科 教授

【発表雑誌】 Nature Publishing Group 社 Scientific Reports 2015, 5, in press

 題目:Safety Evaluation of Hemoglobin-Albumin Cluster “HemoAct” as a Red Blood Cell Substitute

【解禁時間】 本内容についてはすぐに報道していただけます。

 

 研究内容の詳細は下記PDFをご覧ください。

 

【問い合わせ先】

<研究に関する内容>

小松 晃之(コマツ テルユキ)

中央大学理工学部 応用化学科 教授

TEL: 03-3817-1910(または 03-3817-1894)

 

E-mail: komatsu@kc.chuo-u.ac.jp

 

<広報に関する内容>

加藤 裕幹(カトウ ユウキ)

中央大学 研究支援室

TEL: 03-3817-1603、FAX:03-3817-1677

E-mail: k-shien@tamajs.chuo-u.ac.jp