ボランティア
センター長からのメッセージ
2025年4月にボランティアセンター長に就任いたしました鳴子博子です。経済学部の教員で普段は多摩キャンパスにおりますが、2024年5月から学生総合支援担当副学長および学生部長に就任し、これまで学生部委員会や学生部とともに学生の課外活動支援に取り組んでまいりました。今後は、ボランティア活動支援についても尽力してまいります。
ところで、皆さんは、ボランティアセンターの公認学生団体である「りこボラ!」「面瀬学習支援」「チーム防災」をご存じでしょうか。そのうちの一つ「面瀬学習支援」は、甚大な震災被害を受けた宮城県気仙沼市面瀬地区の小学生を対象に、子どもの本音に耳を傾けた、学習や遊びを中心とした、学校とも家族とも違う第3の居場所をひらく活動で、10年以上の活動歴があります。これらの団体の活動をご存じの方もそうでない方も、是非多くの皆さんに、ボランティアセンターがどのような活動を支援しているかを知っていただきたいと思います。
ボランティアセンターは、前身であるボランティアステーションの設置(2013年4月)から数えますと12年の歴史があり、副学長でもあり学生部長でもあった鳥居伸好前センター長のもとで、2022年に中央大学ボランティアセンターVisionを策定いたしました。中央大学はユニバーシティ・メッセージ「行動する知性。Knowledge into Action」を掲げ、教育研究活動を通じて広く社会に貢献することに努めてまいりましたが、ビジョンは社会連携と社会貢献それ自体を新たな使命として位置づけ、「中央大学の社会連携と社会貢献に関する理念」として公表したものです。「社会」とは、キャンパス周辺の地域社会から、日本社会、グローバルな諸課題を抱える社会までを含んでおります。2023年4月の法学部の茗荷谷キャンパスへの移転に伴って、キャンパス周辺の地域貢献活動は、多摩キャンパス・後楽園キャンパス周辺に加えて茗荷谷キャンパス周辺にも広がってきております。
ボランティアセンターは、ボランティアセンター運営委員会と専門のコーディネーターを擁し、組織的な活動支援を行っています。2021年度からは、毎年、学生スタッフを募集し、学生スタッフがセンター主催のプログラムを教職員とともに企画・運営しております。
国内でも世界でも大規模森林火災や大地震の発生により、人々の生活が脅かされています。対岸の火事どころではありません。中央大学の地道な活動がさらに深まり、広がることが必要ではないでしょうか。多くの皆さんが、こうしたボランティア活動に理解を示してくださり、ボランティア活動に参加してくださる方が少しでも増えることを願っております。
以上