ボランティア

【イベント報告】能登半島地震被災地における震災復興支援ボランティア(春休み)

2025年03月26日

 2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災地を支援するため、下記の通り、石川県鳳珠郡能登町および珠洲市にてボランティア活動を実施しました。

 

◎日時:2025年3月3日(月)~5日(水)

◎場所:石川県鳳珠郡能登町、珠洲市

◎宿泊:黒川温泉セミナーハウスやまびこ

◎内容:スタディツアー、写真洗浄、自然体験施設にて薪割り・雪かき

◎参加人数:本学学生15名、教職員2名

◎企画・運営:中央大学ボランティアセンター

◎共催:日本財団ボランティアセンター

◎協力団体:株式会社ぶなの森

 

◎参加学生の声:

・自分自身について新たに気付いたことは、思っていることを言語化することが上手になったことです。私は、日頃の出来事について誰かに深く話す機会はあまり多くない生活を送っています。しかし今回のボランティアでは感想の共有など1日の振り返りをする場面で、メンバーの誰よりも早く感想を言いたいという気持ちが強く、すらすらと言語化して話すことができていたので自分自身でも驚きました。ボランティアを通して学んだことが多いからこそ自分の気持ちを誰かに伝えたいと思ったのだと考えます。

 

・私自身気づいたことは、参加までにかなりハードルを感じていた一方、参加したらバリアなく活動になじめたという点です。参加するまでのバリアがかなりありましたが、いざ参加が決まると前向きに頑張ろうと考え流れるように本番に参加できました。このことから、この先も未経験のことに恐れずにとりあえずやってみることを大切にしていきたいと思います。

 

・1つ目は実際に見なければわからないことがある、つまり百聞は一見に如かずということです。実際に見ることそして説明を自分から聞きに行くことの重要性がとてもよくわかりました。 そして、もう1つ考えたことは、ボランティアはリレーであるということです。今回は、現場を知ることそして写真洗浄の仕上げを担当しました。しかし、その前に現場をできるだけ復旧させようと尽力した人、そして写真を各住宅等で探してそれをボランティア団体につなげた人もいたのかもしれません。そう考えると、それぞれが別々に行動しているとしても誰かの作業の続きを行なっているというある種の連帯感のようなものが感じられているのが不思議な感覚を感じました。

 

・今回初めてボランティアに参加しましたが、旅行とは違って、現地の方と話す機会や観光では訪れないよ うな場にもお邪魔させてもらい、とても刺激的でした。また、一緒に参加した中大の皆とも、3 日間を通して沢山話すことが出来、和気あいあいとした雰囲気で活動することができました。コロナ禍に入学し、大学生活であまり中大生と話す機会がないまま卒業を迎える私にとって、とても新鮮で楽しかったです。「ボランティアってどんなことをするのかわからない」という人こそ、自分が行ったことのない場所に行ったり新しいことを体験したりする良い機会だと、思い切って参加してみると、視野が広がり、価値観や考え方をアップデートすることが出来るのではないかと思います。

 

このボランティアを通して、「経験」の重要性を感じました。自分はニュースや記事などに掲載されている写真等で現状はこんな感じなんだとなんとなく能登を知ったような気でいました。能登について知りたいと思いつつもどこか他人事のように捉えてしまっていた自分がいたと思います。しかし、能登ボラに参加して現地を見たことで、自分から何か行動を起こして能登の復旧・復興に少しでも力になりたいという気持ちが湧きました。

 

以上