ボランティア

【イベント報告】能登半島地震被災地における震災復興支援ボランティア

2024年07月04日

 2014年1月1日に発生した能登半島地震の被災地を支援するため、下記の通り、本学ボランティアセンター主催活動を石川県鳳珠郡能登町岩井戸地区にて実施しました。

 

◎日  時:2024年5月1日(水)~3日(金)

◎場  所:石川県鳳珠郡能登町岩井戸地区

◎内  容:被災された方の家の片付け、集落拠点の片づけ、農作業の手伝い

◎参加人数:本学学生16名、教職員2名

◎宿泊先:黒川温泉セミナーハウスやまびこ

◎主  催:中央大学ボランティアセンター

◎協力団体:株式会社ぶなの森

◎財  源:日本財団ボランティアセンター

◎参加学生の声

・まず、ボランティアにあたっての心構えについてですが、決して支援する側である私たちがメインなのではなく、私たちは現地の方々のお手伝いをする立場なのだという意識を持ち続けることが非常に重要だと思いました。活動が始まるとついのめりこみそうになってしまいますが、私たちが勝手に良かれと思って何でもすることは相手が求めていることとは限らず、踏み込まれたくない部分にも踏み込みかねないと身をもって感じました。まずは現地の方々の声にじっくりと耳を傾け、こちらの事情を無理に押し付けず、現地の方々の意思を最大限尊重できるように手伝うことが理想的な活動なのだと思いました。私たちのようなボランティアは決して「がんばりましょう‼」と前に立って引っ張る存在ではなく、そっと後ろに立って、現地の方々を支え、必要なときにそっと背中を押すことのできる存在であるべきだと思いました。また、現地の方々が「来てくれてありがとう」と何度もおっしゃってくださったのがとても印象に残っています。直接その方のお手伝いをしたわけではないですが、その方は「来てくれただけで元気をもらえた」とおっしゃってくださいました。直接何かをしたわけではないですが、力になれたのならとても嬉しいですし、一人じゃないのだと感じてくださったのであれば、それだけでも意義のあることだったのではないかと感じ、人と人とのつながりが秘めているパワーやその尊さに心を動かされました。


・石川から東京に戻ってきて、依然と変わらない生活をしているとボランティアをしたことやその状況が遠い昔の出来事のように感じられ、途端に自分とは無関係なもののような気がしてくる。私一人の力は微力なもので、また今回のボランティアだけではあまりにも限定的な人にしか援助をできていない。何ら不便なく生活できている今も、被災前のようには生活でいていない人がいて助けを必要としている。まだその熱がある内に次に繋がる行動を起こし、自分の中で風化させずに継続的な支援ができればなと思う。

                                          以上