社会・地域貢献
2009
中高生の皆さんへ
中央大学では、中高生を対象に今年もサイエンスセミナーを開催します。
机の上の勉強からちょっと離れて、最先端のサイエンスやテクノロジーを体験してみませんか?
1.主催 :中央大学理工学部
2.後援 :文京区、文京区教育委員会、財団法人 文京アカデミー
3.日時 :2009年8月21日(金)11:00~17:00
4.会場 :中央大学後楽園キャンパス
5.対象 :中高生
6.参加費:無料(昼食付き)
7.スケジュール
11:00~ 受付(3号館10階会議室)
11:30~ 開会式
12:00~ 昼食会(学生食堂体験)
13:00~ 実験教室(下表参照)
16:00~ 修了式 Tea Party
本年度の申込みは終了致しました。またの機会にぜひご参加ください。
【実験コース一覧】
A.低温の不思議 | ||
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担当教員 | 佐藤 博彦 教授 | ![]() |
募集定員 | 8名 | |
実験内容 | 極めて温度の低い世界では、空気中から磁石に反応する液体がしたたり出たり、超伝導体が空中に浮遊したり、思いも寄らないようなことがたくさん起こります。このコースではそのような私たちが日常経験することのないような現象を観察してみましょう。 |
B.3次元の都市空間を創りバーチャルリアリティを体験しよう! | ||
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担当教員 | 樫山 和男 教授 | ![]() |
募集定員 | 8名 | |
実験内容 | 人間の目はなぜ物体を3次元的に認識できるのでしょうか?このコースでは、3次元の都市空間をCGソフトにより創り、立体視とバーチャルリアリティの不思議を最新の装置を用いて体験します。街並みが飛び出しそこを実際に歩くことができます! |
C.ロボットで大道芸 ~ バランスよく棒を立てよう! | ||
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担当教員 | 國井 康晴 准教授 | ![]() |
募集定員 | 8名 | |
実験内容 | 小さい頃一度くらい、手のひらの上でバランスを保ちながら、傘を立てたことはありませんか?バランスは歩行するうえでも重要な要素です。では、ロボットでバランスよく棒を立てるには?この実験では、ロボットの運動制御の原理を学び、コンピュータとロボットを用いて実際に棒を立ててみます。 |
D.魔法の棒で色水が透明に! | ||
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担当教員 | 片山 建二 准教授 | ![]() |
募集定員 | 8名 | |
実験内容 | 一見、透明なガラス棒を色のついた水の中にいれて、その棒に光を当ててみます。徐々に水の色が透明に!この現象は、実は棒の表面をコーティングした酸化チタンという物質の作用です。酸化チタンに光を当てると、表面の物質が分解されるという光触媒反応、住宅の外壁・トンネルなどで使われています。 |
E.人間工学シミュレーション | ||
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担当教員 | 坂根 茂幸 教授 | ![]() |
募集定員 | 12名 (パソコンのキーボードやマウスを使ったことがある人) |
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実験内容 | 床に置かれた重い荷物を人が持ち上げる時に、無理をすると腰の骨を痛めてしまいます。このような作業を実際にやってみる代わりに、コンピュータの中で動くバーチャルな人間モデルを使ったシミュレーションを行い、ある作業をさせた場合に人の腰の関節にどの位の力が加わるかを計算してみることができます。このコースでは、このような人間工学シミュレーションのプログラムの操作を体験します。 |
F.数理ゲームの必勝法とイカサマを見破る技 | ||
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担当教員 | 松井 知己 教授 | ![]() |
募集定員 | 8名 | |
実験内容 | ゲームの必勝法ってあるの?このセミナーでは、三山崩し(Nim)とヘックス(Hex)という2つの有名なゲームについて、数学を使って必勝法を考えます。実はこれらのゲームにはとんでもないイカサマ技もあるのですが、それに引っかからない方法も伝授しましょう。 |
G.暗視野顕微鏡を作って生物のミクロに迫ろう! | ||
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担当教員 | 上村 慎治 教授 | ![]() |
募集定員 | 12名 | |
実験内容 | 普通の顕微鏡にほんのちょっと手を加えるだけで、暗視野照明という特別な照明方法のできる顕微鏡に作り変えることができます。暗視野顕微鏡は、バクテリアなどの小さな生物やベン毛などの細い繊維を観察するのにとても優れています。その作り方と仕組みを学び、生物のミクロに迫ってみましょう(写真は暗視野照明で観察したゾウリムシの細胞です)。 |
【お問い合わせ・お申込み】
中央大学理工学部事務室 サイエンスセミナー受付 電話:03-3817-1736
- (1)Webサイトからのお申込み
-
「★Webサイトからのお申込みはこちらから★」の文字をクリックしてください。
「サイエンスセミナー申込みフォーム」が起動しますので、必要事項を入力して送信してください。応募締切
2009年7月15日(水)
※募集定員を超えた場合は抽選とさせていただきますので、予めご了承願います。
なお、抽選結果につきましては、郵送にてご連絡いたします(7月17日(金)発送予定)。※希望コースは第三希望までお知らせください。
応募状況によりご希望に添えない場合がありますので、予めご了承願います。
「★Webサイトからのお申込みはこちらから★」本年度の申込みは終了致しました。またの機会にぜひご参加ください。
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(2)郵便でのお申込み
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以下の例を参考にして必要事項を官製はがきに記入のうえ、下記までお送りください。
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必要事項
氏名、ふりがな、性別、郵便番号、住所、電話番号、学校名、学年、希望コース(第一、第二、第三希望まで)、ご家族の同伴者数(いない場合は不要)
宛先
中央大学理工学部事務室 サイエンスセミナー受付
住所:〒112-8551 東京都文京区春日1-13-27はがき記入例
氏名 :中央 太郎
ふりがな :ちゅうおう たろう
性別 :男
郵便番号 :112-8551
住所 :東京都文京区春日1-13-27
電話番号 :03-3817-1736
学校名 :白門高等学校
学年 :2年
希望コース :第一希望 A
第二希望 B
第三希望 C
同伴者 :母1名
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応募締切
2009年7月15日(水)必着
※募集定員を超えた場合は抽選とさせていただきますので、予めご了承願います。
なお、抽選結果につきましては、郵送にてご連絡いたします(7月17日(金)発送予定)。※希望コースは第三希望までお知らせください。
応募状況によりご希望に添えない場合がありますので、予めご了承願います。本年度の申込みは終了致しました。またの機会にぜひご参加ください。
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【個人情報保護について】
サイエンスセミナー参加申込みにあたってお知らせいただいた住所、氏名、その他の個人情報(以下「個人情報」といいます)は、受講通知の発送、その他中央大学からのお知らせ、統計的集計を行うためにのみ利用させていただきます。個人情報の取り扱いにつきましては、中央大学個人情報保護方針に則り厳重に管理し、第三者への提供は行いません。
2009年8月21日(金)にサイエンスセミナーを実施しました。
イベント概要
主催 :中央大学理工学部
後援 :文京区、文京区教育委員会、財団法人 文京アカデミー
日時 :2009年8月21日(金) 11:00~17:00
会場 :中央大学後楽園キャンパス
対象 :中高生
参加費:無料(昼食付き)
スケジュール
11:00~ 受付(3号館10階会議室)
11:30~ 開会式
12:00~ 昼食会(学生食堂体験)
13:00~ 実験教室
16:00~ 修了式 Tea Party
参加・申し込み状況
男女内訳 | 申込者 | 171名(男:90名 女:81名) |
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参加者 | 54名(男:26名 女:28名) | |
学年内訳 | 申込者 | 高校生:70名<1年:20名、2年:33名、3年:17名> 中学生:101名<1年:38名、2年:42名、3年:21名> |
参加者 | 高校生:24名<1年:7名、2年:9名、3年:8名> 中学生:30名<1年:13名、2年:9名、3年:8名> |
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地域内訳 | 申込者 | 東京:106名、神奈川:23名、埼玉:13名、千葉:28名、愛知:1名 |
参加者 | 東京:34名、神奈川:10名、埼玉:0名、千葉:9名、愛知:1名 |
ご好評により、多数の方に申込みおよびご参加いただき、誠にありがとうございます。
(応募者多数のため、参加者は厳正なる抽選のうえ決定しております。)
コース紹介・実施風景・参加者の声
Aコース「低温の不思議」(佐藤 博彦 教授)
- ・超伝導について知ることができて良かったです
- ・今まで触ったことのない温度に触れておもしろかったです
- ・意外に硬いものでも固まるんだということがわかりました
- ・普段触れられない液体窒素に触れられて良かったです
- ・初めてやる実験が多くて楽しかったです
- ・何でも硬くなるのだなと思いました
- ・日常では体験できない体験が多くて良かったです
Bコース「3次元の都市空間を創りバーチャルリアリティを体験しよう!」(樫山 和男 教授)

- ・自分が作った場所を3Dで見られるのが良かった
- ・好きなように建物や樹木が置けて楽しかった
- ・立体映像の仕組みがよくわかった
- ・学校でやっているようなこととまったく違っていて面白かった
- ・新鮮な体験ができた、パソコンにこんなに触れ合ったのは久々だった
Cコース「ロボットで大道芸 ~ バランスよく棒を立てよう!」(國井 康晴 准教授)

- ・ロボット達や車がこの制御を利用して動いていたと思うととても難しいことだと思った
- ・倒立振子が今の建物に活かされてることがわかった、数値を入力するだけで様々な結果が出て面白かった
- ・興味あることを学べて良かった、倒立振子の実験は自分たちで計算したりグラフ作ることが楽しかった
- ・身近なものの新しいことを知ることができて楽しかった
- ・地道ながらも成功したときの喜びが大きく楽しかった
Dコース「魔法の棒で色水が透明に!」(片山 建二 准教授)

- ・酸化チタンの力に驚かされた
- ・時間のかかる実験を、どのようにして短くやるかという工夫について
- ・色水の分解で物質によって違う値が出たりなど、科学の奥深さを知ることができた
- ・紫外線を当てると色が薄くなるというのは面白かった
- ・テーマが判りやすく、実験も難しくなくて良かった
- ・化学について興味を持った、ユニークなテーマで良かった
Eコース「人間工学シミュレーション」(坂根 茂幸 教授)
- ・テーマが予想と少し違ったが、興味が持てた
- ・CGでいろんな動作、計算ができてすごい
- ・人の体は姿勢やバランスが悪いと、普段より負担がかかると分かった
- ・パソコンの操作って難しい、テーマは楽しかった
- ・シミュレータの操作が大変だった
- ・たまに変な動きをしたが、楽しかった
Fコース「数理ゲームの必勝法とイカサマを見破る技」(松井 知己 教授)

- ・妹に試してみたいと思った
- ・はじめ難しく思ったが、だんだん分かり、数学の面白さがわかった
- ・数理ゲームの必勝法を学べて楽しかった
Gコース「暗視野顕微鏡を作って生物のミクロに迫ろう!」(上村 慎治 教授)
- ・とても面白かった、来年もやりたい
- ・すごく綺麗だったが、完成するまで大変だった
- ・作業が細かくて疲れた、画像から粒子のようなものまで見られ、学校ではできないことばかりでためになった
- ・顕微鏡で見るまでが難しかったが、綺麗で驚いた
- ・顕微鏡で覗いたことのない世界を覗けた
- ・思っていたよりも面白かった、原形質流動には感動した、牛乳は少し気味が悪かった、暗視野が完成したときは嬉しかった、学校でもやってみたいと思う
- ・すごくいい実験ができた、学校で習わないことを学べた
- ・難しかったがやりがいがあった
- ・顕微鏡について改めて学べた、新しいことを知ることができた
2010年度中央大学サイエンスセミナーは、2010年5月頃より募集開始予定です。お楽しみに!!