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中央大学附属横浜中学校で中学3年生向け教育連携イベント「なぜ大学で学ぶの?」を実施しました。

 6月17日(土)中央大学附属横浜中学校にて中学3年生を対象として「なぜ大学で学ぶの?」を実施しました。

本企画は、中央大学と附属校との教育連携プログラムの一環として実施するものです。附属横浜中学校の3年生に「大学で学ぶということ」について具体的なイメージをもってもらい、進学や将来のキャリア形成について考える入口とすることを目的として、大学生の学び、キャンパスライフの疑似体験、学部選択などについて、大学生との双方向コミュニケーションで学ぶものとしています。

 イベントは教職課程「学校応援プロジェクト」の進路・キャリア学習プロジェクトとして実施し、31名のプロジェクトメンバーが参加し、中学3年生5クラスそれぞれに分かれて実施しました。また、昨年度にこのプロジェクトに参加し、当日は教育実習生として参加していたメンバーも運営面のサポートにあたりました。

1.「大学」「大学での学び」についてのガイダンス

 「大学ってどんなところ?」「学部って?」ということを知ってもらうガイダンスです。大学のキャンパスは広い!ということや、ある学生の時間割を示したりするなど、大学の具体的なイメージを広げるきっかけとしています。

 説明の後には、中央大学のキャンパスを動画でめぐるキャンパスツアームービーを上映しました。ムービーは撮影からシナリオ作成、編集まですべて、プロジェクトのメンバーによるオリジナルで制作しています。

 

2.アイスブレイク

 学校応援プロジェクトが行う進路・キャリア学習では、生徒がただ説明を聞くだけの機会とせず、大学生と対話することで進学を含めた自分の将来や進路について考える時間をつくることを大切にしており、はじめにお互いの心の距離を縮めるため、班単位の活動に入る前に「アイスブレイク」としてミニゲームを実施しています。

 今回は「共通点探しゲーム」として、進行役から出されたお題(例:「好きなアーティストは?」など)の答えを一斉に書き、班の中で答えが同じだった人の人数をお題に対する得点として、合計点を班で競うゲームを行いました。あちこちで歓声があがり、盛り上がる様子がみられました。

3.班単位の進路、キャリアに関する懇談・相談

 アイスブレイクに引き続いて、1班に1人の大学生が入り、大学での学び、進路選択についての懇談・相談を行いました。

 「大学生は日頃どんな学習をしているのか」「中学・高校時代の活動で、大学生になって役立ったことは?」「大学や学部をどうやって決めたか」などの質問に、大学生が自身の経験をもとに答えていきます。大学生の生活をリアルに感じてもらえるよう、授業時間割や大学で使っている教科書を持参したメンバーもおり、中学生は大学生活に対するイメージをより深めることができました。

 事後アンケートからは、

「中学でなぜ勉強をするのかっていう話を聞いて、もっと勉強を頑張ろうと思えた。」

「今のうちにいろんなことをやっているほうが、後々役に立つんだと改めて認識した。今日のことを思い出しながら、少しずつ進路や将来のことを考えて固めていきたいなと思います。」

「これまで大学について考えたことはほとんどありませんでしたが、実際に大学紹介を受けたり大学生の方と会って話したりしてみると大学生活について少し理解することができましたし、憧れを感じられました。」

「同じ学部でもみんな目指すところが違ったり、目的が違ったりすることに関心が持てました!とても楽しかったです!」

 

 といった声が届いており、中学生にとっても、大学生にとっても、学びを考えるとてもよい1日となりました。

 

 中央大学は2022年度より総合学園構想の一環として「中央大学と附属校との教育連携プログラム」を推進し、附属中学・附属高校との連携を強化しています。