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学長 福原紀彦、副学長 谷口洋志が、上海大学および西南政法大学で開催されたシンポジウムに出席し、講演会をおこないました

2019年12月02日

 20191128日(木)~121日(日)、学長の福原紀彦と、副学長の谷口洋志は、上海大学(上海)および西南政法大学(重慶)で開催された学会に出席し、講演会をおこなうとともに、上海大学・西南政法大学の役員を表敬訪問しました。

上海大学の前にて、左から、谷口副学長、上海大学の崔先生、福原学長

 1128日(木)~29日(金)は、上海大学法学院および東アジア比較法センターの共催により、「コーポレート・ガバナンスの形成、企業コンプライアンスの法規制」をテーマとして、第2回商事法国際フォーラムが開催されました。

 

 福原学長は、1129日(金)の開会式にて、本シンポジウムの開催が、本学で法学博士を取得され、現在、上海大学法学院教授の崔文玉先生のご貢献によることに感謝の意を伝えるとともに、本シンポジウムが、法学研究に大きな実りをもたらすことはもとより、各国の友好と国際親善に寄与し、次世代の研究者にとって礎となることを期待する旨、祝辞を述べました。そのあと、福原学長は、「日本の会社法におけるIT化対応の現状 ~会社経営の合理化・効率化とコーポレート・ガバナンス強化~」をテーマとして論文報告をおこないました。

 

 また、上海大学党委員会副書記、紀律委員会書記の段勇氏を表敬訪問し、今年度4月に開設した国際経営学部、国際情報学部の紹介も交えながら、今後の全学的な交流について懇談をおこないました。これまでも着実な交流実績を積み重ねてきましたが、今回の訪問をきっかけに、今後は国際交流協定締結に向けた協議をおこなっていくこととしました。

 上海大学経済学院では、1128日(木)に谷口副学長が、 China-US Trade War: A Public Choice Perspective(日中貿易関係-公共選択の視点から-)”をテーマに中国語で講演を行い、経済学院の教員および学生と交流をおこないました。

西南政法大学で講演会をおこなう福原学長

 1130日(土)には、重慶の西南政法大学にて、西南政法大学の民商法学院およびコーポレートガバナンス法学研究センターの共催により、「会社法改正」をテーマとして、第7回会社法金融法国際フォーラムが開催されました。

 

 福原学長は、開会式にて、企業におけるコーポレート・ガバナンスの強化は企業価値の向上と社会の発展にとって必要不可欠であり、今後も会社法の意義はますます大きなものとなるため、この学会が日中韓の国際親善はもとより若い研究者にとっても研究の礎になることを切に願う、と祝辞を述べたあと、「日本の会社法におけるIT化対策の現状」について論文報告を行いました。

 

 その後、西南政法大学の学生に対しても、「日本における電子商取引・決済法制の現状と展望 ~Fintec×LegaltecTOKYO2020のレガシーを視野に入れて~」をテーマに講演会をおこない、日本と中国の電子商取引の変遷や特徴を比較しながら、法整備の重要性について講演し、電子商取引をめぐる様々な課題に対し、白熱した質疑応答が行われました。

 さらに、福原学長と谷口副学長は、西南政法大学の付子堂学長への表敬訪問をおこないました。これまで、西南政法大学とは本学経済学部を中心に教育研究交流をおこなってきましたが、今回の訪問を機に全学での交流に発展させるべく、国際交流協定の締結について懇談をおこないました。

 今回の福原学長、谷口副学長の中国訪問は、これまで本学が積み重ねてきた中国における教育研究交流の実績によって実現したものでありますが、これを機に、日中両国でさらに連携を深め、Socity5.0に向けた人材育成の取組が発展していくことが期待されます。