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LA白門会インターンシッププログラム17期生による報告会

LA白門会インターンシッププログラムの研修を修了しました

 「LA白門会インターンシッププログラム」は、海外を視野に入れたキャリア形成や自己能力の把握、日米社会について見聞を広める事などを目的としており、ロサンゼルスに在住する本学卒業生の組織「ロサンゼルス白門会」から全面協力を得て行われています。

 同授業は良いインタビューを実践するために必要な「コミュニケーションスキル」、「ビジネスマナー」、「対人関係構築能力」、「質問スキル」を普段の講義で学習します。 そして、夏季休暇中、ロサンゼルス白門会に所属する中央大学OB・OG、および関係者の企業や団体を訪問し、インタビュー形式で、社会の仕組み、仕事の進め方、仕事をするうえでの喜びや苦悩をヒアリングしていきます。

 2024年度は8月30日~9月9日の期間で実施し、4名の学生が参加しました。法律事務所、会計事務所、政府機関、金融機関、物流企業、空運業など12の現地企業に訪問し、研修を受けました。
 帰国後、9月14日にオンライン上で報告会を実施しました。

参加学生のレポート

福田さん(経済学部4年)

The Hollywood Sign with Us

 約2週間の研修では業界の異なる13社の企業、現地の大学、日系アメリカ人博物館などを訪問しました。セスナ機に乗って操縦体験をしたり、普段は立ち入ることができないバックオフィスの見学、OB・OGの方々にインタビューをしたりするなどとても貴重な経験でした。もちろん企業訪問だけでなく、観光も充実しており、ディズニーランドやドジャース観戦(大谷選手のホームラン見ました)、サンタモニカビーチなどに行きました。
 この研修で価値観が大きく変わり、自分の理想像が何倍にも広がっただけでなく、今後の目標も明確になりました。挑戦に臆することなく、自分を信じて、自分が決めた道を真っ直ぐに突き進もうという気持ちが強くなりました。間違いなく、この研修は私の人生を大きく変える経験となりました。この経験を通じて得た学びや気づきは、これからの人生において大きな支えとなると感じています。

山下さん(法学部3年)

Dodger Stadium

 私は結婚を機に渡米した鎌田さんのお話が特に印象に残っています。「自分の名前を後世に残したい」という夢を実現するために、誰かの記憶に残る「教師」という職業を選んだというお話しから職業は夢を叶えるための手段に過ぎないことを教わりました。職業は一つに限らず、多様であってもよいのかもしれないと感じました。
 ロサンゼルスで活躍する先輩方に共通していらっしゃることは「とりあえずやってみよう」と前向きに捉え、挑戦する姿勢です。ある先輩が、「私は明日死んでもいい」とおっしゃいました。毎日全力でぶつかり、一回限りの人生を悔いのなく生きている先輩だからこそ言えるお言葉だと感じました。年齢に問わず新しいことに挑戦し、全力で向き合う先輩方は大変かっこよかったです。
 大学では学ぶことが難しい人間性の面が鍛えられた貴重な時間でした。現在、私は就職活動に励んでおります。ここで得た気づきを社会に出たあとも活かし、自分の「やりたい」を大切に挑戦していきます。

福海さん(商学部3年)

Amtrakからの景色

 私は企業訪問がすべて終わった直後に乗った列車の中で、研修生のみんなと疲れも忘れて話し込んだあの時間が特に印象に残っています。研修スケジュールはボリュームがあって、一日の終わりは毎日泥のように眠っていました。しかし企業訪問最終日に、研修生のみんなとどの企業の誰の話が印象に残っているだとか、企業訪問を経て感じたことや今後自分の将来にどう生かしていきたいだとかを誰ともなく話し始めた時、このLAでの経験が必ず自分たちの未来の糧になるのだろうと確信めいたものを感じました。
 初の海外経験がこのプログラムによるものであったことを、大変誇りに思っています。他者と関わることの難しさと楽しさや自分と向き合うことの大切さ、新しい環境に呼び込んでみることの充実感など、非常に多くのことを学ばせていただきました。このプログラムに関わっていただいたすべての方へ感謝しています。

小菅さん(国際経営学部3年)

ドジャース試合観戦

 最も印象に残っている出来事は、LA白門会の皆様が開催してくださった歓迎BBQです。私は海外で働く現実を学ぶためにこのプログラムに参加しましたが、それと同じぐらい「ご縁の大切さ」に気づかされる経験でもありました。
 そのことを実感するきっかけとなったのが、歓迎BBQです。学部や在学期間が異なる多くのOB・OGの方々が集まり、私たちとの交流の場を設けてくださいました。日本から遠く離れたロサンゼルスで、中央大学卒業生が集まるコミュニティが存在することに驚きました。そして、そのOB・OGの皆様がこのご縁を活かし、私たちのために研修を企画してくださっていることのかけがえのなさを改めて実感しました。
 さまざまなご縁が重なり、一生忘れられない貴重な学びと体験をさせていただけたことに、心から感謝しています。研修で得た知見はもちろん、今回のご縁、そしてこれからのご縁も大切にし、将来に必ず活かしていきます。