GO GLOBAL

学生団体『DCT』(ダイバーシティクリエイターチーム)が国際交流イベントを開催しました

    ~日本・韓国・欧州のカードゲーム、おしゃべりを通じて交流を深めました~

 2023年10⽉5⽇(⽊)・6⽇(⾦)5限から6限にかけて、中央⼤学のダイバーシティを⽬指して活動する学⽣団体、通称「DCT」 (Diversity Creator Team) 主催の国際交流イベントが⾏われました。2⽇間開催されたイベントには、多くの留学⽣や国内学⽣が参加し、ゲームや会話を通じて親交を深めることができたようです。主催したDCTから届いたイベントレポートをご紹介します。

さまざまなカードゲームと楽しいおしゃべりで、2日間のイベントが盛り上がりました

 さまざまなカードゲームと楽しいおしゃべりで、2⽇間のイベントが盛り上がりました。今回のイベントは、世界のさまざまなゲームを通して親交を深めることを⽬的に開催しました。

  初⽇の会場(多摩キャンパスグローバル館6階の教室)には、留学⽣50⼈弱、国内学⽣約10名弱とDCTメンバー10名が集合。留学⽣の出⾝国は、台湾、中国、 韓国、マレーシア、カンボジア、フランス、ドイツ、オランダ、デンマ ―ク、フィンランド、イギリス、ウクライナと、多種多様な背景を持った学⽣が来てくれました。
 イベント開催に先⽴って、DCTリーダーの川⾯裕哉さん(⽂学部2年)が開会挨拶・諸注意・イベントの楽しみ⽅・DCT紹介を述べたのち、お待ちかねのイベントが始まりました。参加者たちは、「⽇本のゲーム: かるた等」、「アジアのゲーム: 韓国のめんこ等」、「ヨーロッパのゲーム: UNO等」、そして純粋にコミュニケーションだけを楽しむ「会話」の4グループに分かれ、それぞれのグループで⾃⼰紹介とゲームを楽しみました。途中、番号が書かれたカードを配布してグループシャッフル。メンバーを⼊れ替えて、多くの⼈と交流できるよう⼯夫しました。ゲームや遊びは、複雑なルールがなく、誰でも楽しめるようなものを選んでいたので、皆が楽しむことができました。留学⽣の中にはかるたを通して⽇本語を学ぶ⼈や、「なんじゃもんじゃゲーム」という個⼈の創造⼒や記憶⼒、瞬発⼒を試すゲームで活躍した人もいました。韓国のメンコでは韓国の激⾟カップ麺を⽤意し、メンコをひっくり返すことができた人には記念商品としてお渡ししました。

  イベント2⽇⽬は、総合政策学部棟11号館の教室で行いました。前⽇よりも参加⼈数が減りましたが、前⽇の参加者が再び参加してくれたり、前⽇に参加できなかった留学⽣が参加してくれたり、参加者とDCTメンバーがより深く交流することができました。⽇本語かるたをしたり、おしゃべりしたりと参加者全員が有意義なひとときを過ごせました。かるたは、⽇本語レベルが初中級の留学⽣には少々難しかったようですが、読み上げられた札を⼀⽣懸命探す姿はとても印象的でした。ディスカッションでは、会話が得意なメンバーたちと留学生や国内学生により、終了時間の間近まで話し込むほど盛り上がりました。

 両⽇に集まってくれた留学⽣・国内学⽣たちの多くが、ゲームや会話を通じて新たに出会うことができたり、あるいはより⼀層仲良くなることができたりしたようで、⾮常に充実した時間を過ごすことができました。イベントを企画した私たちにとって、⾮常にやりがいと充実を感じることのできた2⽇間となりました。

イベントに参加した留学生・国内学生の感想

・いろいろな国籍の人と話し合えた。滅多にない貴重な機会だったと思う。

・雰囲気がいい。(コウジョウカン/国経2)
・たのしかった。(呉心宇/商4)
・Very good (Thomas/国経)
・It is always great to meet new people.  (Bart Rademaker/文3)
・It was funny.(Zanfirova Kateryna/国経1)
・It was fun to meet new people and talk. (Maja Wenze/国経3)
・いろんな人と会えました。(オム テヒョン/理工3)
・めっちゃ楽しかった。(相川ヨウスケ/経1)
・Nice people (^^)d

・Lots of people to talk to, very friendly and lots of games. (Luiza Quinn/総政3)

・I had a lot of fun here and made many friends. (WENG YU FANG/文4)

・さまざまな国の出身の人と英語で話すことができて楽しかったです。
みなさんがいろいろな勉強をしているのかを聞いて、刺激になりました。

・I made some new friends, which is encouraging.(1HEANG Seanghour/文1)

・いろんな国、学年の人、学部の人と関われた。
・Maybe a larger variety of games.(Bart Rademaker/文3)

・初めてお会った方々と英語で話すことができ、今後の貴重な経験になると思った。

・ネイティブの方との距離がとても近く、スタッフの方も常に気遣ってくれた。

・日本語、英語共に練習できるし、ゲームも楽しかった。

・The same is good, maybe switch the groups even more. (Maja Wenzel/国経3年)

DCTリーダーの川面さんと副リーダーのスンジュさんに、DCTメンバーから質問!

Q1. イベントが終わって率直な感想を教えてください。
川  面:今回は、前回よりもはるかに多くの人が来てくれて、より多くの人がDiversity Creator Teamのことを知ってくれたのではないかなと満足しています。また、各種のゲームや遊びをしながらさまざまな国の出身の人々との雑談など、活発な国際交流ができて、参加した人がたくさんの経験や発見をすることができたのではないのかなと思います。そのような場所を提供できてすごくやりがいを感じました!
スンジュ:去年、自分が主体的に用意したイベントは、何となくスムーズにできたので、今回もよくできるのではないかと思いましたが、油断は禁物でした。受付や配置など考えるべきところが足りず反省しています。

▲イベントの開会挨拶と諸注意を述べるリーダーの川面さん

Q2. 今回のイベントを行う上で心がけたことを教えてください。
川  面:
前回のイベントでは、同じ国出身の人や言語交換、例えば英語を話したい非英語圏とネイティブの学生とがあまり盛んに交流できなかったという反省があったので、今回は交流が弾むように工夫し、席を分散させて異なる国出身の人同士を同じグループにしました。それによって今回は、「英語がうまく話せなくて悔しかったから、もっと話せるように頑張ろうと思う!」と友だちが言ってくれるなど、他の国の人と話す機会が提供できたように思いました。日本にいても留学してるような体験をみんなに提供することが目標なので、今後もさまざまなイベントを通して国際交流ができる場所を作っていきたいなと思います。
スンジュ:ダイバーシティーは、いろいろと複雑で難しく考えてしまいそうな話題です。このような点は、「誰でも心地よくいられる居場所を作る」というDCTの目標に合わないかもしれないと思いました。その上で多様性の価値観を押し付けるよりも、単純に誰でも気軽に来ることができるよう、DCTの理念に合わせて、みんなに心地良い居場所だと思ってもらえるように心がけました。

▲DCTメンバーでの作戦会議の様子

Q3.   DCTのこれからの目標や展望を教えてください。
川  面:前回と今回がどちらともパーティーだったので、次は別の種類のイベントをやりたいと思っています。スポーツや料理、できれば旅行のようなものもおもしろそう! いろいろなイベントを開催して、多くの人が持つ国際交流に対してのハードルを下げていきたいなと思います。
スンジュ: 全世界的に差別、嫌悪のない世界を作るのが目標ですが、現実的には今からできること、まずは周りから、学校の中から、その目標の第一歩を始めたいと思います。差別される人だけではなく、疎外されている人も、ここDCTで友だちになって、心地よい居場所の始まりの4年間が、中央大学にあったと思ってもらいたいです。

◆ダイバーシティセンターと共に多様性について考え行動する学生団体『DCT』をご紹介します◆

 こんにちは! 私たちDCT(Diversity Creator Team)国際交流部門は、異なる文化や背景を持つ人々が交流・連携できるイベントや集まりを積極的に開催しています!
 日本だけではなく、さまざまな国から集まったメンバーで構成され、言語や文化の違いを尊重し合いながら、相互理解を深めることを大切にしています。それと同時に、イベントの参加者が新たな友人やコミュニティを築けるように応援しています!そのために、DCTの他部門やG-ACEなど他の国際交流団体と提携して、さまざまな角度、視点からイベントを行っていきたいと思っています!
 ぜひ私たちの団体に参加して、世界中の人々との交流を通じて広い視野を得ると同時に、自分自身について、また異なる文化について理解を深めていきましょう! 国際交流に興味がある方、新しい友人を作りたい方、世界をよりよく理解したい方、ぜひ私たちのグループに参加してみてください。一緒に素晴らしい経験をしましょう!