2018年7月23日(月)、中国・清華大学より顧秉林元学長、薛其坤副学長をはじめ大学関係者23名と学生・大学院生150名、総勢約170名が多摩キャンパスを来訪しました。
本学と清華大学は、2003年に全学協定を締結して以降、研究者交流・学生交流ともに活発に行ってきました。今回の来訪では、両大学及び大学院の法学部間における協定調印式、大学間の法人覚書締結式、清華大学学長 邱勇氏の名誉博士学位贈呈式を実施しました。さらに、記念植樹式、学生交流会なども行われました。
まず、午前9時より多摩キャンパス1号館1403号室にて、学部間協定調印式、大学覚書締結式に続き、清華大学学長 邱勇氏に本学の名誉博士学位を贈る贈呈式が行われました。式典には、清華大学より大学関係者23名、学生・大学院生60名、本学からは総長 酒井 正三郎、理事長 大村雅彦、学長 福原紀彦、理事および教員ら20名が出席しました。
この日の式典を機に、両大学がさらなる学術の交流と協同での成果を深め、また、両大学の学生および大学院生が交換留学生として行き来を行い、将来的には、より広い教育研究交流の展開が期待されます。
記念植樹式 ~日中植林・植樹国際連帯事業※

記念植樹式には、調印式等に出席した清華大学訪日団80名のほか、バス3台で到着した学生・大学院生90名が加わり、清華大学約170名の訪日団と本学関係者が一堂に会しました。清華大学と本学との友好が深まることを祈念し、植樹を通じて地球環境についての意識が高まることを願い、中国原産の「花海棠(ハナカイドウ)」を植樹しました。
清華大学訪日団150名は、「日中植林・植樹国際連帯事業」の一環により来日しています。
※「日中植林・植樹国際連帯事業」とは
清華大学と本学の学生交流会がスタートしました
大学概要の説明と日本留学体験談

ラバーズヒルから6号館6203教室に場所を移動し、清華大学の学生の皆さんに向けて本学の紹介と中国人留学生の体験談発表を行われました。まず、本学国際センター長 白井宏からの挨拶があり、本学と清華大学のお土産交換が行われました。
続いて、大学紹介は、2018年6月まで交換留学生として清華大学に留学していた本学・経済学部4年 林佳恵さんが流ちょうな中国語で本学の概要を説明しました。また、2014年より本学・法学研究科に留学している鄭翔さんは、日本での生活や大学での研究活動等について体験を発表しました。
本学の大学概要説明と日本留学体験談

高校時代から中国について興味があり、2017年9月から2018年6月まで、清華大学に交換留学をしていました。中国では、日本で見聞きする中国についてのメディア報道とは異なり、皆さんがとてもやさしくて、楽しくて夢中で過ごすことができました。また、中国経済についての研究を深めることができました。清華大学は中国でもトップクラスの大学です。学生の皆さんはとても頭が良いので、今日の発表はとても緊張しました。しかも中国の大学生は、表現力がとても豊かでプレゼンがとても上手。発表を終えて、もっとプレゼン力を身に付けたいと実感しました。

中国・武漢の大学を卒業した後、2014年から日本に留学して中央大学の大学院法学研究科で学んでいます。中央大学は、自然豊かで環境がとても良いこと、日本でトップレベルの法学を学び、研究活動を深めることができる大学です。
来日して4年、日本での生活にも慣れましたが留学してしばらくは大変でした。そのような体験やアドバイスも含めて、今日の発表では楽しく紹介することができました。母国の大学生の皆さんがひとりでも多く、中央大学への留学を希望してくれたらうれしいですね。
昼食会・キャンパスツアー

昼食会からは、キャンパスツアーで案内役を務める本学の日本人学生有志と通訳を担当する中国人留学生の皆さんが合流しました。
昼食会では、炒飯(チャーハン)や春巻きなどの代表的な中華料理のほか、寿司や揚げ物等の日本食がふるまわれました。日本食の人気が高く、お寿司などはあっという間にたいらげました。
昼食会では、炒飯(チャーハン)や春巻きなどの代表的な中華料理のほか、寿司や揚げ物等の日本食がふるまわれました。日本食の人気が高く、お寿司などはあっという間にたいらげました。
この日は、お昼頃に38℃を超える猛暑でしたが、清華大学学生の皆さんは10つのグループに分かれ、キャンパスツアーに出発。図書館、生協、ヒルトップ(食堂)、池の鯉等を見学しました。立ち寄る先々で、案内役の日本人学生が施設の説明や学生ならではの利用方法などを説明し、通訳担当の学生が中国語に通訳していました。清華大学の皆さんはとても熱心で、多くの質問が寄せられていました。