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『トビタテ!留学JAPAN』第8期 学内募集説明会を多摩キャンパスで開催_報告レポート

2017年07月28日

第8期生 応募スケジュール
中央大学受付期間 2017年7月12日(水)~9月29日(金)
書面審査
(一次審査)
2017年11月上旬~11月下旬
(書面結果12月中旬)
面接審査
(二次審査)
2018年1月13日(土)・14日(日)
採否結果 2018年2月上旬
事前研修 2018年3月中旬~下旬
または 2018年6月
対象留学開始日 2018年4月1日(日)~10月31日(水)
 『トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム』第8期の学内募集を開始した2017年7月12日(水)、多摩キャンパス・ヒルトップ2階Gスクエアにて学内募集説明会を開催しました。
 日本代表プログラムは、文部科学省が主催する返済不要の奨学金制度です。今回の説明会では、本学国際センターが応募の手続きについて重点的に説明し、申請が完了するまでの流れを会場の学生たちと共に確認しました。
 次にトビタテ!留学JAPAN 4期生の中原美佳さん(商学部4年)、5期生の藤林尚斗さん(法学部4年)が、日本代表プログラム合格の経緯や現地での活動を報告しました。
 報告後には、留学計画を考えるワークショップを実施。会場の学生たちは各自で計画を考えたほか、5期のトビタテ生2名を新たに加え、学生同士で計画を共有し合う時間も設けられました。
 

第4期生・第5期生 留学報告会

第4期生 報告者

 中原 美佳(ナカハラ ミカ)さん/商学部4年
コース名:世界トップレベル大学等コース
渡航地域:シンガポール共和国
派遣期間:2016年8月1日~2017年4月24日
留学計画内容:修学内容/南洋理工大学で貿易実務を学ぶ + 実践活動/商社のインターンシップで海外ビジネスを体験


 交換留学で自分の専門である貿易実務を勉強する傍ら、1か月ほどシンガポールにあるアメリカ系商社でインターンシップをしました。
 留学計画を立てるときに意識したのは、自分の過去、現在、未来を盛り込み、志望動機を書くこと。何を勉強してきて、なぜ留学がしたいと思い、留学先で何をする予定か、それらを踏まえ将来はどんな人になりたいかを書きました。実践活動先が決まっていれば、留学計画を達成するために積極的に動いていることが分かり、熱意がアピールできます。しかし、インターネットで見つけた会社や団体にインターンシップ等の受け入れをお願いしても、断られることが多いです。そこで選択肢の一つとしてお勧めしたいのが、交換留学先の学生団体や日本語教員への問い合わせ。アシスタント等として、実践活動ができるかもしれません。また、中央大学の卒業生の会「白門会」が海外の各所にあるので、このコネクションに頼るのも有効だと思います。
 留学先の授業では挫けそうなときもありましたが、学内にあった日本文化サークルで友好的な交流を持てたことで心が救われました。ここでの活動を通じて「日本人目線からアイディアを出すことは私にしかできない」と気が付き、授業では日本の例を出してプレゼンテーション。無事に単位を取得することができました。皆さんが留学した時、もし一つの活動がうまくいかなくてもそこに執着しすぎずいろんなことに挑戦して、解決策を見出してみてください。
 就職活動は帰国後から始め、2か月ほどで終えました。トビタテで具体的な留学計画を立てたことや、留学先でのインターンシップなどが企業から評価されました。留学計画を練るプロセスは、トビタテの合否に関係なく皆さんの利益になると思います。

第5期生 報告者

 藤林 尚斗(フジバヤシ ナオト)さん/法学部4年
コース名:世界トップレベル大学等コース
渡航地域:英国
派遣期間:2016年9月17日~2017年6月15日
留学計画内容:修学内容/マンチェスター大学でファイナンス、会計、ビジネスを学ぶ + 実践活動/
コンサルタント企業でインターンシップ、ドイツのフットボールクラブでインターンシップ、UEFAマーケティング代理店やフットボールクラブビジネスサイドで働く人へのインタビュー、ハーバード大学プロジェクト日本代表として参加

 留学のテーマはスポーツビジネスです。現在はサッカークラブ等に学生を派遣する会社を立ち上げ中で、将来はグローバルにサッカークラブを経営したいと思っています。
 さて、皆さんは何のために留学をしようとしているのでしょうか? 視野を広げたい、世界中に友達を作りたい、語学力を高めたい……でも、その多くは日本にいても実現できます。ではなぜ、留学をするのか。僕の場合は、スポーツ分野を主軸に地球規模でビジネスを理解するとともに、世界に強固なソーシャルネットワークを築くことを目的としていました。というのも、現地での人との繋がりは現地に行かなければ築くことができないからです。また、留学では多くの壁にぶつかります。日本にいては経験できない壁に多くぶち当たり、それらをどう乗り越えればいいか等何度も考えることになります。
 留学計画を立てるときには、自分が生きる上でのモチベーションを過去の経験から探ってみてください。そのモチベーションを満たすには何をしなければいけないのか、理想と現実のギャップを埋める手段を考える。考えたうえで出した結論が留学なら、留学をすればいいんです。
 以上の過程で考えた留学を支援してくれる1つのプログラムが、トビタテです。多くの人たちが見逃していますが、トビタテの募集要項をきちんと分析し、トビタテがどんな学生を輩出したいと思っているのか、そのニーズに合わせて志望動機を考えることがトビタテに受かるためには必要です。ただし、自分の情熱の魅せ方が上手い人、自分が本当にやりたいことと異なるトビタテ用の志望動機を考える人がいることも確かです。何が正しいのかは個々の判断によりますが、トビタテ生には色々な人がいるので1人の意見に左右されず、自分の持ち味を出してトビタテに受かって欲しいと思います。