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法務研究科教授 大村雅彦が理事長に就任
グローバル戦略について語る
2017年07月03日

これまで中央大学国際センター所長を務め、国際化を積極的に推進してきた新理事長 大村が、本学の中長期事業計画『Chuo Vision 2025』から見るグローバル戦略についてご紹介いたします。
理事長 大村 雅彦
任期:平成29年5月26日~平成32年5月25日
過去から現在、未来へとグローバルの歴史を繋げるために
中央大学は1885年の創設から現在まで、130年以上の伝統を積み重ねた歴史ある大学です。この貴重な歴史に何を加えるかによって、中央大学のイメージは変化するでしょう。そして、それは我々世代に課せられた仕事の一つと言えます。

2017年度に取り組むべき中長期事業計画のグローバル戦略として「教育と研究の国際化」や「学生の海外派遣制度の充実」などの項目がありますが、その一つ「留学生の受け入れ態勢の強化」では、キャンパスのグローバル化を促進するために、多摩キャンパスへ国際学生寮の新設を考えています。また、2022年を完成目標として進める都心キャンパスの整備では、多摩キャンパスの落ち着いた環境で学びたいと思う留学生と、通学の利便性を重視して都心キャンパスに通いたいと思う留学生、それぞれの希望に応えられるよう両キャンパスで留学生の受け入れに対応していきたいと思っています。それまでにはダブルディグリー・プログラム等もさらに充実させることができるでしょう。
日本政府は2020年を目途に、留学生受け入れ30万人を目指す計画を推進しています。海外の学生たちが日本で学び、日本の理解者となる。その彼らが帰国後、母国の明日を担うことで、日本と諸外国が平和的に連携できる国際社会を実現することができます。中央大学としても、この目標に向けて積極的に貢献したいと思います。中央大学が交流協定を結んでいる海外の大学もどんどん増えて、180校になりました。
