
谷口 晃一
今回の留学の目的は、Georgiev先生と共同研究を行い、専門的な知識や手法を身につけることでした。Georgiev先生は偏微分方程式論を中心に様々な分野に通じており、多くの研究者と共同研究を行っています。これは自分が理想としている幅広い視野をもつ研究者像であり、この留学を通して、専門的な知識や手法の獲得、さらに研究者としての姿勢や心構えを学びたいと思いました。

研究以外にもピサで様々な経験をしました。ピサは古い歴史をもつ都市で、ピサの斜塔を始め数々の世界遺産、ローマ時代の遺跡があり、散策するだけでも十分楽しむことができます。休日には、友人とレストランやバーに行き食事をしたり、列車に乗りフィレンツェまで行き一日中観光をしました。また、イタリアでは食事後や休憩の際には必ずコーヒーブレイクがあり、エスプレッソを飲みながら他学科・他学部の先生とも交流することができました。
今回、航空機代と宿泊費を短期留学支援制度から援助して頂いたことで、留学することができました。今後、この留学の経験を活かして海外の研究者とも活発に交流をし、自分の研究の質を高め、幅を広げられるよう精進していきたいと思います。このような機会を与えて下さった中央大学大学院理工学研究科に深く感謝申し上げます。