
タイの生徒に歓迎を受け入場するゼミ生
この取り組みは中央大学とタイ国プリンセス・チュラポーン・サイエンスハイスクールとの交流を発展させるために行われているもので、昨年に続き第2回目となる今回も、タイらしい歓待を受け、日本とタイの橋渡しとなる素晴らしい訪問となりました。
中央大学商学部斎藤正武ゼミでは、「プログラミング教育が論理的思考能力(ロジカル・シンキング)向上に役立つこと」を研究課題として、研究を行っています。
中央大学とプリンセス・チュラポーン・サイエンスハイスクールとは、本学、国際協力機構(JICA)タイ事務所、タイ教育省の3者で覚書を締結し、本学の学生等を青年海外協力隊員(職種:コンピュータ技術)としてパトゥムタニー校に派遣する連携プログラムを実施している関係にあります。この連携プログラムにより、現在経済学部4年生の雨宮泰然さんが同校に派遣されています。また、今回訪れたプリンセス・チュラポーン・サイエンスハイスクール・チョンブリ校には、中央大学卒業生の原 夏樹さんが青年海外協力隊員(職種:コンピュータ技術)として派遣されております。

教えるのにも熱が入る
教えたプログラミングは、マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発したビジュアルプログラミング言語の「スクラッチ(Scratch)」で 各々で考えたシナリオでゲームを作成するという内容です。2クラスに分かれて、中学3年生、高校1年生の8クラス計160名の生徒に授業を行いました。
参加した斎藤正武ゼミの学生は、「英語でタイ人にプログラミングを教えるという初めての経験で、あらためて自分の英語の能力の無さを思い知りました。実際はジェスチャーで教える部分がありましたが、コミュニケーションが出来て大変満足でした。熱意があれば、(言葉が無くても)伝わると思いました」と話していました。
このイベントは、中大とプリンセス・チュラポーン・サイエンスハイスクールとの恒例イベントになっており、来年は雨宮泰然さんが派遣されているパトゥムタニー校を訪問する予定です。