プログラム概要 | |
プログラム名 | タイで体感!国際協力・ボランティア |
期間 | 2016年2月11日(木)~20日(土) |
主催 | 中央大学国際センター (中央大学オリジナルプログラム) |
参加 人数 |
13名(法学部6名、経済学部4名、理工学部1名、文学部1名、総合政策学部1名) |
目的 | ☆本学協定校・タマサート大学学生との交流を行い、異文化理解を深める。 ☆タイにおいて、日本の国際協力やNGO等による社会的弱者への支援活動について理解を深め、ボランティアを体験する。 |
タイ短期研修プログラム報告書 |
現地研修では、最初に本学の協定校であるタマサート大学のランパーン・キャンパスを訪問し、同大学法学部講師 Ms. Wassamon Kun-amornpongによるタイ事情の講義を受けました。本学学生は日本や本学について、英語で紹介。また、「同性婚」の現状についてプレゼンテーションを行い、双方の学生がこれに基づいて活発に意見を交わしました。
国際協力機構(JICA)タイ事務所では日本のタイに対する国際協力の現状について説明を受けるとともに、長年JICAの専門家やシニア海外ボランティアとしてタイ警察に鑑識分野の協力を行ってきた戸島國雄氏に話を聞きました。
また、JICAの青年海外協力隊の活動現場訪問ではボランティアの意義について考え、アジア太平洋障害者センター(APCD)では障害者のエンパワーメントに関して理解を深めました。
首都バンコクでは、タイ最大のスラム街であるクロントイ・スラムを視察し、都市貧困層の悲惨な生活を実際に自分の目で見ることができました。クロントイ・スラムではドゥアン・プラティープ財団を訪問。
また、タイ西部カンチャナブリーで同財団が運営する「生き直しの学校」を訪問し、両親が麻薬取引に関わって刑務所に入ったために面倒を見ることができなくなった子どもや、親に虐待されるなどして心に傷を負った子どもたちと交流を行いました。
最後に大自然に囲まれたハーモニーライフ・オーガニックファームを訪問し、有用微生物を使ったぼかし肥料づくりや土にまみれながらの農作業を行って汗をかきました。
本研修プログラムは、タイの様々な問題を実際に自分の目で確かめ、スラムの腐敗臭を嗅ぎ、心に傷を負いながらも笑顔で迎えてくれた子どもたちのあたたかい手を握り、土にまみれて農作業をするなど、五感をフルに使ってタイを体感した10日間でした。
【研修日程】
日付 | 都市 | 活動内容 | |
1 | 2/11 | [東京~~バンコク~~チェンマイ] | |
2 | 2/12 | ランパーン |
① タマサート大学ランパーン・キャンパス
(学生交流、地域交流)
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3 | 2/13 | ランパーン | ランパーン市内視察 -ワット・プラタート・ランパーン・ルアン(寺院) -タイ象保護センター [チェンマイ~~バンコク==カンチャナブリー] |
4 | 2/14 | カンチャナブリー |
② 生き直しの学校
(活動視察、子どもたちとの交流)
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5 | 2/15 | カンチャナブリー バンコク |
カンチャナブリー市内視察
-クワイ川鉄橋 [カンチャナブリー==バンコク] ③ JICAタイ事務所
(日本のタイに対する国際協力の現状についての講義)
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6 | 2/16 | バンコク |
④ ドゥアン・プラティープ財団、クロントイ・スラム
(スラム視察、支援活動視察、地域の子供たちとの交流)
⑤ アジア太平洋障害者センター(APCD)
(障害者のエンパワーメントについての講義、ワークショップ)
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7 | 2/17 | バンコク |
⑥ タンヤポーン女児保護センター
(青年海外協力隊の活動現場視察、入所者との交流)
⑦ タイ国家警察大佐 戸島国雄氏による講義
(人間の「癖(へき)」と犯罪、日・タイでの経験について)
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8 | 2/18 | バンコク郊外 | ダムヌンサドゥアク水上マーケット 午後 自由行動 |
9 | 2/19 | カオヤイ |
[バンコク==カオヤイ]
⑧ ハーモニーライフ オーガニックファーム
(有機農業について講義、肥料作り体験)
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10 | 2/20 | [バンコク~~東京] |
[ ]:移動(~~:空路、==:陸路)