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森永製菓×FACT フェアトレード講演会を開催

2016年02月09日

↑FACTメンバーがクイズを出題

 2016年1月20日(水)、多摩キャンパス7202教室にて、森永製菓を招いたフェアトレード講演会が開催されました。主催したのは本学『FLP国際協力プログラム』林 光洋ゼミの有志を中心に活動している学生団体「中央大学フェアトレード委員会FACT」です。同団体はフェアトレードに対する認知を広げるため、これまでも生協でのフェアや白門祭への出店、講演会やワークショップを行い、フェアトレードを紹介してきました。
 今回は森永製菓よりマーケティング部・八木 格氏を招き、講演会を実施。同社は日本のナショナルブランドメーカーとして、初めて国際フェアトレード認証を得たチョコレートを発売しており、CSR活動としてのフェアトレードに対する取り組みを紹介しました。また、講演前にはFACTがフェアトレードについて説明。フェアトレードと森永製菓に関するクイズも出題し、会場は賑やかな雰囲気に包まれました。
 当日は立ち見が出るほど多くの学生が集まり、大好評のうちに講演会を終えました。

森永製菓によるフェアトレード講演会

 森永製菓マーケティング部・八木 格氏より、CSR活動として取り組んでいる「1チョコ for 1スマイル」について紹介がありました。
 同活動は森永ミルクチョコレート90周年にあわせて2008年より開始。国際NGO協力のもと、対象商品1つにつき1円がカカオ生産国で暮らす子どもたちの教育支援、およびカカオ農家の自立支援活動に使用されています。「食べる人も、カカオの国の子どもたちも、皆を笑顔にしたい」という思いから、支援を続けていると言う八木氏。2013年には“チョコレートの売り上げによる寄付を通じて支援を受けてきた地域”で採れたカカオを使ったチョコレートの、商品化が実現したそうです。
 2014年には国内ナショナルブランドメーカーとして初めて国際フェアトレード認証のチョコレートを発売。
 2015年からは国際フェアトレード認証のチョコレートを、通年で発売しています。
 
→ 森永製菓の担当者の方々が
学生たちの質問に解答

FACTメンバーによるフェアトレードの紹介

 ↑FACTメンバーがFACTについて紹介
FACTメンバーが、FACTの団体やフェアトレードについて説明。その後はフェアトレードに関するクイズを出題しました。

 
中央大学フェアトレード委員会FACT
(FLP国際協力プログラム学生委員会)
2007年に国際協力プログラム林ゼミ有志により創立。
活動目的:フェアトレードを日本中に広めること。
メンバー:1年生5名、2年生5名、3年生4名
(2015年12月現在)







 

フェアトレードとは

開発途上国の製品を適正な価格で継続的に購入すること。
 

フェアトレードにより期待できる効果

・フェアトレードの利益によって、生産者がマーケティング方法や販売手段を学び、自力で取引できるようになる。
・利益によって生活が安定するため、経済的貧困を理由に労働させられていた児童が学校に行けるようになる。
・就学することで、生産性の向上、環境への配慮に繋がる。
・消費者は安全な食品を口にすることができる。
フェアトレード市場規模はイギリスが一番大きく(出典:国際協力NGOわかちあいプロジェクト)、日本ではチョコレートやコーヒーなどを通じてフェアトレード認証商品が購入できます。
 

クイズ

 
Q1. 現在、フェアトレード市場の規模が世界で一番大きい国は?
1.アメリカ 2.アイルランド 3.イギリス
Q2. 以下の3つのなかでフェアトレードタウン(街全体でフェアトレードを応援している地域自治体)に任命されている地域はどこ?
1.横浜 2.名古屋 3.神戸
Q3. 日本で一番売れているフェアトレード商品は何?
1.チョコレート 2.バナナ 3.コーヒー
Q4. 森永製菓さんのフェアトレードチョコレートのプロジェクト名は以下の3つのうちどれ?
1.「1チョコ for 1スマイル」 2.「1チョコ for 1フレンド」 3.「1チョコ for 1ピース」
Q5. 以下の3つの国のなかで、カカオが一番生産されている国はどれ?
1.カメルーン 2.コートジボワール 3.ガーナ
 
答え
Q1. Q2. Q3. Q4. Q5.
3.イギリス 2.名古屋 3.コーヒー 1.「1チョコ for
1スマイル」
2.コートジボワール