
この日はインドネシアの学生10人と本学理工学部都市環境学科および人間総合理工学科の学生9人が参加しました。あいにくの悪天候でしたが、富士市に向かう途中、雲が一瞬切れて、山梨側からの富士山を望むことが出来ました。

短い時間でしたが、風穴と朝霧高原に
立ち寄った際の写真です。

最初に訪れた膜・水処理事業部では、旭化成ケミカルズ株式会社の前田様より分離膜の種類や、途上国で膜を使った水処理の適用事例等を説明していただきました。前田様はインドネシアでの駐在経験が5年あることもあり、説明ではインドネシア語でのジョークを交えながら、わかりやすく説明していただきました。
膜の説明が終了した後に、膜を作る施設(製膜施設)とろ過試験を行う施設(ろ過施設)を訪問しました。製膜施設では実際に中空糸膜を作っているところを見学することができました。インドネシアの学生や中大生は初めて見る製膜施設に興味津々で、多くの質問を投げかけていました。
また、膜ろ過施設では、実際に浄水場で使用されている膜モジュールが展示されており、その大きさに驚くと共に、膜から出てくる綺麗な水に強い関心を寄せていました。

研究所の方からは、分析装置の原理についても詳しく説明していただき、いつ、どのような分析装置を使えばよいのか、たくさんのアドバイスをいただきました。
旭化成株式会社では、実際の物作りを体感し、その根源にある基礎技術(研究)の重要さを理解しました。また、両大学の学生たちは1日間を通して一緒に行動することで、お互いを良く知るようになり、より親密さが増したように思いました。