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トビタテ!留学JAPAN 第1期生 第2回報告会(フランス・スウェーデン)_詳細レポート

2015年07月14日

↑「トビタテ!留学JAPAN」制度説明の様子

 2015年6月30日(火)、多摩キャンパスGスクエアにて「トビタテ!留学JAPAN第1期生 第2回報告会」を実施しました。まず、国際センターより留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム」について説明があり、その後、フランスでの交換留学から帰国した齋藤直哉さん(法4)と、スウェーデンでの交換留学から帰国した佐藤寛さん(商4)から、トビタテでの体験について報告がありました。当日は留学を控えている第2期生、小川祥平さん(総政2)が飛び入り参加し、報告会に集まった学生たちにエールを送る一幕も見られました。

←報告会後に行われた
相談会の様子

 

齋藤 直哉(サイトウ ナオヤ)さん/法学部4年(採択時3年)

コース名:世界トップレベル大学等コース
渡航地域:フランス
留学期間:2014年9月1日~2015年5月31日
留学計画内容:労働法を学ぶ+労働組合でインターンシップ

 応募のキッカケは? 
 弁護士を目指して勉強していましたが、父の仕事の都合で弁護士の道を断念せざるを得なくなりました。それから労働法に関心を持つようになり、2年生の時に労働法のゼミに所属。「フランスでも労働法を勉強したい」、「フランスの労働組合でインターンをして、日本でその経験を活かしたい」と思い、トビタテに応募しました。
 留学計画書を作成するコツ 
 「計画書を誰かに添削してもらおう」とは、最初に考えることではないと思います。自分の考えを自分の言葉で書くことによって、独創性が生まれると思いますよ! トビタテは独創性が重視されます。留学の内容が思い浮かばない時には、自分のルーツやコンプレックスを探ってみてください。自分は家庭の事情が転機となり、労働者を守る労働法を海外で勉強して、それを日本で活かしたいと強く感じるようになりました。自分が育ってきた環境や背景は十人十色。そこに、計画書作成のヒントが隠されていると思います。自分の弱みを強みに変えていけるようなプランが、トビタテに合格するコツだと思います。あとは、情熱、好奇心旺盛さを盛り込みましょう! 「情熱、好奇心が入っていない計画書は除外した」ということを、事前研修時にプロジェクトディレクター・船橋 力さんがおっしゃっていましたから。
 留学希望者にメッセージ 
 「留学なんて自分には無理」と考えている人も、消極的にならず留学にチャレンジしてほしいです。計画書を書くのは大変かもしれませんが、書くことで自分について真剣に考える機会になります。就職活動前にそういった経験をしておくことは、就職活動時にとても役に立つでしょう。トビタテは優秀で面白い学生が全国各地から集まる場でもあるので、いい刺激になります。

佐藤 寛(サトウ カン)さん/商学部4年(採択時3年)

コース名:世界トップレベル大学等コース
渡航地域:スウェーデン
留学期間:2014年9月1日~2015年5月7日
留学計画内容:社会福祉事業を学ぶ+ボランティア活動+高齢者にインタビュー

 トビタテの魅力はココ! 
 交換留学に限らず、自分のやりたい計画に対して奨学金が給付される制度です。トビタテのコミュニティ内には多様な人材がいるので、例えば「起業したい!」なんて時にはトビタテ生から知識を得られるし、自分が感じたこともシェアして意見がもらえます。
 留学計画の作り方 
 具体性が大切です。なぜスウェーデンへの留学を希望しているのか、「福祉が有名だから」だけではなく、「政権が安定しているから社会福祉が充実している」などのバックグラウンドを調べて深掘りすることが大切です。僕は最低、3、4回は深堀りしました。
 就職活動でも、これまでの経験を深く掘り下げる機会が出てくると思います。それをトビタテの事前研修でできたのは大きかったです。
 それから、たくさんの人に計画書を添削してもらいました。自分がやりたいことも大切ですが、トビタテがどんな人材を求めているかも大切だと思い、自分の思い描く計画とトビタテが欲しているであろう計画をマッチさせていきました。
 トビタテ参加後の変化 
 多くの方からの助けと支えのおかげでトビタテに合格できたため、人に感謝する意識が強くなりました。また、留学をして愛国心が芽生えました。スウェーデンは福祉が充実していますが、日本はインフラが充実しています。僕がこうして育ったのも日本のおかげ。豊かな社会で育ったからこそ、今の自分があると感じるようになりました。
 留学希望者にメッセージ 
 トビタテ合格までの道のりは決して楽ではありませんが、とりあえず、やってみた方がいいです。合格できなかったとしても、選考用の書類を書くために自分を深掘りするので、失敗しても次に繋がります。

第2期生・小川祥平さんからメッセージ

小川 祥平(オガワ ショウヘイ)さん/総合政策学部2年(採択時1年)
コース名:世界トップレベル大学等コース
渡航地域:スウェーデン(ストックホルム)
留学期間:2015年8月1日~2016年8月31日

 交換留学と同時期にトビタテに応募しました。見切り発車だった面もあり、交換留学の合格結果が出た2月と時を同じくしてトビタテの面接に行き、トビタテから合格をもらって3月には慌ただしく事前研修を受けていました。行き当たりばったりで準備が進みましたが、それでもやってよかったです。
 僕は高校時代に1年間、スウェーデンに留学した経験があります。しかし、それ以外は強みがない普通の学生。大学で勉強を頑張ってきたわけでも、ボランティアに参加したことがあるわけでもありません。それでも、合格することができたのは、面接時にスウェーデンへ留学する目的を自分の言葉で明確に伝えたからだと思います。計画段階で思いを伝えるのは大変だと思いますが、皆さんにも絶対にチャレンジしてもらいたいし、このプログラムを広めて欲しいです。