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タイ タマサート大学法学部に本学海外拠点第2号「CHUO-THAMMASAT COLLABORATION CENTER(Chuo University Thai Office)」を設置

2014年12月22日

 本学は、昨年12月ハワイ大学マノア校(オアフ島ホノルル市)に本学の海外拠点(第1号)を設置したのに続き、タマサート大学法学部(タイ・バンコク市)との間で海外拠点(第2号)を設置する契約を本年12月1日から発効させました。

 本学では国際連携推進の重点対象となる地域・国を当面「環太平洋地域」として、組織体制、教育基盤および国内外のネットワークを整備することに注力しております。これに基づき、昨年12月に海外拠点第1号としてハワイ大学マノア校のイースト・ウェストセンター内に拠点を設置しましたが、第2号としてはASEAN地域の先進国タイに着目して、昭和61(1986)年以来中央大学と長い協定関係を有するタマサート大学にオフィスを開設することといたしました。この拠点はバンコク中心部、タマサート大学タプラチャン・キャンパスにある法学部日本法研究センター内に設置し、名称は「CHUO-THAMMASAT COLLABORATION CENTER(Chuo University Thai Office)」といたしました。

 現在、本学のタイでの学術交流はタマサート大学との学生交換交流や研究者交流だけでなく、カセサート大学、チュラロンコン大学経済学部(本学経済学部と学生交換の協定を締結)、パンヤ・ピワット大学等との間でも、学生交換交流やグローバル・フィールド・スタディーズ、インターンシップ実習、SENDプログラム(日本語教育)などの授業を実施しております。昨年(2013年)5月には、本学のグローバル人材育成推進事業の一環としてバンコク市内において「第1回グローバル中央シンポジウム」を開催し、これまでの多様な交流と多くの実績に基づく教育成果の発信と各界の知見の共有を図りました。また本年3月にはJICAと提携協力の覚書を締結して、ASEAN地域における開発の現況について現場での学びの機会を確保しやすくするとともに、タイ・バンコクでは本学のOB会組織である学員会の海外における最大級の支部「バンコク白門会」の協力も得られることから、今後ますます交流活動が盛んになることが見込まれます。

 今後、来年3月下旬には現地で同オフィスの開設記念行事も予定しており、ハワイにある中央大学パシフィック・オフィスに加えてタイ・バンコクに拠点を開設することで、環太平洋地域での本学の教育・研究・社会貢献活動をより一層活発に展開して参ります。

 国際センター所長  武石 智香子

「下の写真は、タマサート大学タプラチャン・キャンパスにあるプリーディー・パノムヨン氏(法学者でタイ首相や元老なども務めたタマサート大学創設者)の銅像と時計台。現在、交換留学中の経済学部・国際経済学科 濵田貴広君撮影。」