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中国厦門大学学生の中央大学理工学部での活動報告(9/4)

2014年09月05日

写真1 石井靖教授による講義

中国厦門大学理工系学生の中央大学理工学部での4日目の研修は、特別講義第5回でスタートです。
午前に石井靖学部長による「QUASICRYSTAL  A NOVEL PHASE OF MATTER」の講義が行われました(写真1)。
今回も学生から積極的な質問が出されました。 

写真2 つくばNIMSにて

昼食をとった後、バスに乗ってつくばに向かい、「独立行政法人物質・材料研究機構(:National Institute for Materials Science 略称:NIMS)」を訪問しました(写真2)。
NIMS全体紹介の後、予定の見学プログラム:耐腐食スチール、ナノスケール材料の強度設計、超伝導材料の開発に加えて、高強度金属材料の信頼性評価実験施設も見学しました。

高強度金属材料の信頼性評価実験施設及び耐腐食スチールの開発に関する実験に対して、NIMSの研究者の数十年にわたる高精度の実験や画期的な理論構築の素晴らしさに、「涙が出るほど感動した」と感想を話した厦門大学の学生もいました(写真3、4)。

ナノスケール材料の強度設計グループの研究室では、実際の電子顕微鏡を使ったナノ材料検査の実演にみな興味津々でした。
また、ここではNIMSでのインターンシップに関する紹介もして頂きました(写真5)。
超伝導材料の開発に関する紹介では、実際開発に使う超伝導ダイヤモンドを手に取って、笑いを交えたユニークな説明もさることながら、その技術の高さ、素晴らしさに魅せられ、質問時間が終わっても担当者との長いディスカッションが続きました。最後は「もう終わりなの?」と興味尽きぬ様子でした(写真6)。

16時までに見学を終えた後は、バスでホテルに戻ってから明日のJoint Workshop 向けのプレゼンテーションの最終チェックを行うとのことです。