現在、私は「白門ヘラルド」という英字新聞サークルの部長をしています。大学入学後、テニスサークルに入ったものの、何か文化的な面でも打ち込めるものがないだろうかと探していたときに、たまたま「英字新聞部 立ち上げメンバー募集!」の貼り紙を発見。「ここだったら、自ら新たな組織づくりに携わることができる」と思い、参加を決めました。
実は、「白門ヘラルド」は1955年に設立された歴史あるサークルです。しかし、2000年から約10年間、廃部となっていました。
復刊に向けて集まったのはわずか6名。新聞を発行するためには、企画、取材、記事執筆、レイアウト、WEBへのアップおよび紙面発行、また広報、広告営業など、様々な業務をこなさなければなりません。組織として運営していくにはかなり厳しい状態でした。
そこで2012年度末までにとにかく部員数を増やそうと、知人・友人に手当たり次第声をかけました。また2013年4月の新入生歓迎会にも力を入れ、9人ほど1年生を確保しました。
しかし、人数を募ればいいのかというと、そうではありません。伝統あるサークルだからこそ、公認サークルを目指すべき!との思いから、組織としての制度構築にも着手しました。OBの方による添削支援や発行ルートの確立、規約、予算・会計の明確化など、やるべきことはたくさんありました。大変でなかったといえば嘘になりますが、その分やりがいもありました。自らの手で新しい組織を作ることに情熱を燃やし、ひたすら突っ走ってきました。
こうした努力が認められ、2013年には学友会準公認サークルに昇格。1年あまりでここまでこられたことを誇りに思うと同時に、中大生のグローバルマインド養成の場としてこれから先も長く継続していくために、さらに体制を強化しなければならないと気を引き締めました。