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グローバル・パーソンを目指す中大生 vol.002 石塚 友梨さん

難しいことにこそ、あえてチャレンジ

父の仕事の関係で幼少期はフランス、イギリスに滞在。その後もインドネシアや台湾など、海外と日本を行き来していました。でも、実は英語がすごく得意というわけではなかったんです。高校からは日本の学校に通うことになり、日常的に英語に触れる機会が減ったこともあって、大学では常に英語でコミュニケーションをとれる場があったらいいなと思っていました。

そんなとき、1年のガイダンスでChallengers’ Programの存在を知ったんです。

「すべて英語の授業なので、私には難しいかもしれない」
「でも、せっかく与えられたチャンスは活かしたい―」

そう思って、履修を決めました。

授業中は基本、日本語禁止!

Challengers’ Programには、本当にさまざまな科目があります。経済学、法律、犯罪心理、mind&nature、数学など。授業はすべて英語で、質問に答える時もなるべく日本語は使わず、英語で話します。

私にとってはどの授業も面白かったのですが、印象的だったのは、先生が質問を投げかけて、学生同士でディスカッションをする方式の授業。同じ質問なのに、みんなそれぞれに考えがあって、一つの見方だけにとらわれてはいけないなということがよくわかりました。

課題はレポートを提出する場合もあれば、テストの場合もあります。わからないところは、友だちに聞いたり、先生を訪ねて教えていただいたりしました。テスト前には土日も11時くらいから閉門まで友だちと一緒に勉強しました。かなり大変でしたが、一緒に頑張れる仲間がいてよかったと思います。修了した今でも、Challengers’ Programの仲間とは頻繁に連絡を取り合っています。

身についたこと。それは、あきらめない精神

Challengers’ Programでは、法律や数学など、自分の苦手な科目もまんべんなく学ばなければなりません(しかも英語で!)。

もしこのプログラムを履修していなかったら、きっと私は自分の好きな科目だけを選んでいたと思います。でも、苦手なことにも率先して取り組んでいれば、必ずいいところが見えてきます。だからこそ、チャレンジしてよかったと今は思います。

このプログラムでは、英語でのレポートやエッセイの書き方も身につけることができました。序論、本論、結論を組み立てて、その中に自分の見解をたくさん入れ込んで書く方法です。高校時代はあまり長い文章を書いたことがなかったので、最初はまったくダメでしたが、回をこなすうちにできるようになってきました。やはり何事も経験が大事だと思います。

英語が好きで、英語でいろいろな分野を学んでみたい人へ

Challengers’ Programの修了証と楯。頑張った分、うれしさもひとしお!

Challengers’ Programは今年で4年目になります。30科目60単位(※1)の規定に達しないと修了証はもらえませんが、もし受講してみたいと思っている人がいたら、特定の科目だけを受講することも可能なので(※2)、そうした形でもぜひ利用してみてください。

 

英語を介していろいろな分野を理解するのは、とても難しいと思います。でも、それに対して努力することこそが大切です。精神面からも身につくものが多いと思うので、ぜひチャレンジしてください。

 

(※1)2012年度以降入学生は15科目30単位
(※2)TOEFL ITPの得点が500点以上であることが条件