インターネットバンキングの開発・販売をサポート

日系メガバンクのロンドンオフィスで現地スタッフとして働いています。インターネットバンキングの開発・販売サポートの部署にいるため、変化の激しい各国、各種の金融規制に沿ったサービス、システムの提供を実現していくことが日々の課題です。ロンドンは欧州・中東・アフリカを統括する拠点でもあるので、さまざまな国や文化を超えて日本と各国のコミュニケーターとして働けるのも楽しいですね。
やる気応援奨学金を利用して英国へ留学
学生時代には英国留学を通じて、大陸法をベースとする日本法に加え、英米法の基礎を現地で学ぶことができました。また、留学・ゼミで専門領域として選んだ国際法・労働法の知識は仕事を始めてからも大きな強みとなっています。1年の時に「やる気応援奨学金」の存在を知り、早い時期に卒業後のキャリアを考えるきっかけになったことも充実した大学生活を過ごせた理由だと思います。リソースセンターの設立に携わった経験や奨学金応募への準備の中で、目標を定め、自分の力で企画、実現していくスキルも身につきました。
学生時代に培った法律の知識をフル活用

オフィスのカフェで同僚と
日本では英国の大手医療メーカーで人事広報担当として勤め、英国では日系銀行と、常に日本法、英国法、EU法の影響を大きく受ける多国籍企業で働いているため、学生時代に培った法律の専門知識を常にフル活用しています。とくに、医療・金融はどちらも各国の規制が厳しい領域で、法令遵守なしにビジネスの成功は考えられません。EUの組織を含めた国際法、労働法を日英両国で学んだからこそ、法令・規制の翻訳者となってビジネスを推進するポジションで成功してこられたのだと思います。
魅力的なビジネスパーソンになるために
英国で通用する専門スキルを修得するのが次の目標です。もともと負けず嫌いな性格だからだと思うのですが、英国に暮らしているのに「日本人だから、外国人だから」を言い訳にしたくないと思っています。英国の人たちと同じ土俵で張り合っても負けない魅力的なビジネスパーソンになっていきたいですね。ワーク・ライフバランスの取れた働き方ができるのも英国暮らしの良いところなので、余暇も楽しみながら毎日を充実させていきたいです。
伝えたい気持ちと専門性を養うことが大切
「英語が話せること」はスゴイことではありません。英語が話せても、伝えたいこと、中身がなかったら何の意味もないのです。逆に、伝えたいという気持ちとその基盤となる何らかの専門性を持っていれば、少しくらい英語が苦手でも、日本を出ても通用すると思います。学生時代はいろいろなことに挑戦できる貴重な時間。興味があること全部に挑んでみてください。また、日本のことをよく学び、知ってください。日本の文化、技術、独創性を伝えられるのは、日本人だからこそできることです。