世界各地から集まる技術やアイデア、そして人との出会い

米国・シリコンバレーにある半導体・電子部品メーカーであるミツミ電機の米国オフィスにおいて、ビジネス開発マネジャーとして、新規ビジネスの開拓・立ち上げを行っています。また、米国のセールス・技術サポートチーム、日本の設計チーム、アジアの生産現場のチームを国際的にまとめ上げる「指揮者」のような役割もしています。
シリコンバレーという土地柄、世界上から集まって来た、最新の技術やアイディア、そして夢をもったさまざまな人々、多様な文化に触れながら仕事ができるのが楽しくて仕方ありません。
日本での価値観だけで相手の言動を判断しないこと
総合政策学部の一期生として、前例のない中、何もないところから仲間と一丸となって新しいものを探し出し、創り出して行く楽しみを身につけました。これは、新規ビジネスを追い続ける私たちにとって、とても大切なスピリットです。
また、授業からだけでなく、中央大学に来ていた留学生の皆さんとの交流、友人との海外旅行、国内外のボランティア団体の活動に参加したことから学んだ異文化への理解が、この仕事をしていて本当に役立ちます。日本の価値観で相手の言動を判断しない癖。「なぜ、相手はこのようなことを言うのだろう?」「真意は?」「背景は?」と常にバランス感覚を持って判断をする礎になりました。
世界各国の人たちとの出会いから広がるネットワーク
アメリカを拠点に南アメリカでのビジネス開発を行っており、メキシコやブラジルを何度も訪問しました。また、アジアの各国にも何度も訪問をしており、さまざまな人と会い、名刺入れには世界各国からの数千の名刺が入っています。
中期的には、今のような活動を通じてより多くの経験を積みたいと思っています。長期的には、グローバル化がどんなところにも押し寄せて来ている流れの中で、このネットワークを生かして、何か人の役に立てることができればいいなと思っています。
これまでの常識を疑うこと。そこから新たな行動が生まれる
日本のマスコミをまず疑ってみてください。日本の常識をまず疑ってみてください。日本のやり方をまず疑ってみてください。イギリス、アメリカと生活の拠点を移すごとに、そして多くの国を訪問する度に、違った常識、視点が多くあり、日本で「常識」と思っていたことが、決して世界ではそうではないことを痛感しました。
疑うこと。自分で調べること。自分で経験をして、自分で判断すること。それが真の「学び」であると思っています。大学とは、そのような自主的な活動をサポートしてくれる、リソースと機会に恵まれた大変すばらしい場所です。ぜひ頑張って、どん欲にいろいろなことにチャレンジしてください。