全学連携教育機構(全学的教育プログラム)

【FLP】地域・公共マネジメントプログラム「Summer school in 多摩市」報告書の手交式に参加しました

2022年04月05日

FLP地域・公共マネジメントプログラムでは、サマースクールを実施し各自治体に政策提言を行っている。

2021年度は調査先を多摩市とし、前期は事前学習として多摩市のリサーチ・テーマ選定・ヒアリング先へのヒアリングシートの作成、月1回の大学と市役所間でのオンラインミーティングにて進捗を確認し、夏休みにオンラインヒアリング(8月16日~20日)を実施した。後期には夏休みのヒアリングをもとにさらなる調査を進め、期末成果報告会(12月11日)での報告を行い、3月末に最終的な政策提言として報告書を完成することができた。

このように1年間の活動成果として報告書をお渡しする機会として、手交式に参加し、FLP生の代表者と多摩市役所担当者の皆さんと意見交換を行った。

【実施概要】
〇日 時:2022年3月30日(水)13時~13時45分
〇場 所:多摩市役所
〇参加者:中央大学
     小島咲希(工藤ゼミ)、中尾雪乃(新原ゼミ)
     鳴子博子(プログラム委員長)、小林勉(プログラム委員)、鈴木克彦(事務室職員)
     多摩市
     田島元(市民自治推進担当部長・企画課長)、西村信哉(企画政策部企画課)、
     永井陽介(同)、元井康博(同)、長愛子(同)、小泉瑞穂(くらしと文化部スポーツ振興課)

【意見交換時のコメントを一部抜粋】
〇中央大学FLP生のコメント
 ・直接ヒアリングできなかったため、事前の一問一答形式のやりとりとオンラインヒアリングの組み合わせになった。文字だけでのやりとりでは、質問の仕方を丁寧にしたつもりだったが、深掘りできないこともあった。その後のオンラインヒアリングでは、顔を見ながらしっかり話しを聴くことができた。
 ・ヒアリングする方に敬意を払って対応することを心がけた。慣れないオンライン形式のため充分にヒアリングを実践できなかった部分もあったので、次の機会に活かしたい。
〇多摩市役所担当者のコメント
 ・多摩市が市制施行50周年の年である点や市役所と中央大学は連携協定を結ぶなど交流が活発な点から今回中央大学FLPのサマースクールの受け入れを行ったが、政策提言という報告書として取り纏めをしていただき感謝している。今後の市政の取り組みとして参考にさせていただくとともに、継続的な取り組みに発展していけるとありがたい。

【各ゼミの政策提言のテーマ】
〇工藤ゼミ
 『ワークショップで子育てを支える』~地域ぐるみの子育て支援の在り方~
〇鳴子ゼミ
 シングルファザーの社会的ネットワークの現状と行政支援の在り方について考える
〇山崎ゼミ
 多摩地域のプレミアム化~地域連携居住制度と大規模公園の創出の提案~
〇根本ゼミ
 幼少期からの記憶形成による愛着の醸成~祭りを手段として~
〇天田ゼミ
 多摩市において、子どもを有する生活困窮世帯に対する子育て支援はいかにして行われ
ているか。
〇新原ゼミ
 みんなが暮らしやすく満足できるまちづくりの長期的な実現に向けて
~市民のニーズと行政の施策のギャップから考える~
〇川崎ゼミ
 公共施設の今後のあり方について~多摩市の公民館・児童館の事例から~
〇小林ゼミ
 多摩市と周辺自治体間におけるスポーツ施設の相互利用
〇堤ゼミ
 子育てしやすい社会の実現に向けて~地域と自治体の役割~

最後に、今回の政策提言を出発点として、今後、中央大学FLPが多摩市のフィールドを活用して、さらなる活動することを願って、手交式を終えた。

以 上