キャリアセンター(理系)

自然災害から「命を守る」、土木の仕事

国土交通省
総合職技術系
 
阪井 瑞季

理工学研究科 都市人間環境学専攻
鷗友学園女子高等学校 出身

阪井 瑞季

<公務員を目指した理由>

私は、東日本大震災の津波で、何の罪もない人々が次々と流されて命や日常が突然奪われていくのを見て衝撃を受け、自然災害から「命を守ること」に貢献したいと思い大学で土木を学び始めました。仕事としても防災に関わりたいと思い就職先を考える中で、国民が災害に対する不安を抱えることなく当たり前の日々を当たり前に過ごせるように政策の企画・立案及び現地での実装を行いたいと考え、国土交通省を志望しました。

<勉強方法>

学生主体で運営している理工学部の公務員講座を活用することで、継続的な学習の習慣が身につきました。過去問を解き受講生が解説をするというのが基本の形式で、問題を解くだけでなく自ら解説も行うことでより知識が定着し理解も深まりました。また、A4のノートの上段に問題、下段の左半分に自分の解答、右半分に解説やポイントを書き、見るだけで簡単に復習ができる自分専用のノートを作ったことも、合格へと繋がったポイントだと思います。

<公務員試験に向けたモチベーションの保ち方>

裁判所事務官を目指していた高校時代の友人の存在が大きかったです。休日は図書館やファミレスなどで集まるかオンラインで繋いで一緒に勉強し、平日は毎朝学校に行く前に電話を繋ぎながら勉強し、毎晩その日に勉強した内容を報告し合いました。やる気が出ない日もありましたが、夢を語り合って励まし合い、他愛もない話で息抜きをし、試験当日には「これだけ勉強してきたから大丈夫!」と声をかけ合いました。それまでの努力を全て知っていて一緒に戦い支えてくれた、この友人のおかげで公務員試験に合格できたと言っても過言ではありません。誰かと一緒に頑張ることを強くおすすめします!

<後輩へのメッセージ>

つい目の前のことに気を取られ就職することがゴールであると思いがちですが、就職してやっとスタートラインに立つことができます。自分は就職して何をしたいのか、なぜその企業なのか、なぜ公務員なのか等原点に立ち返り思いを巡らせ、自分の夢を叶える手段として就職先を考えてみてください。 また、せっかくの大学生活は勉強に勤しむだけではもったいないです。私は勉強以外にも短期留学に挑戦し、また4歳から始めた習い事を続けつつサークル活動に青春を捧げ、かけがえのない仲間に恵まれ何にも変え難い充実した学生生活を送ることができました。何事にも全力で取り組めば就活の際のESで困ることはありません。後悔のない学生生活を送ってください!応援しています!