ハンドボール部

ハンドボール部・春季関東学生ハンドボールリーグ戦対東海大

2017年04月20日

4月16日 日本大学八幡山体育館

 

今季初勝利 打ち合い制す

 

 連勝街道の第一歩となるか。中大が東海大相手にリーグ戦初勝利を挙げた。互いに初戦を落とし、初勝利を求めた一戦。流れの波が交互にやってくるオープンな展開となったが、前半のリードを守り切った。「課題はあげたらキリがないけど、勝てたのは良かった」と北詰明未(商3)。待ちわびた1勝に選手も胸をなでおろした。

 

  ▲シュートを決めた北詰のガッツポーズ

 

 し烈な打ち合いは前半から始まった。幸先よく先制しリードする前節とは打って変わり、先制を許し序盤は2点をリードされる。しかし、9分から13分にかけての5連続得点で逆転。右サイドの名冨光輝(商2)の負傷などアクシデントもあったが、そこからはほぼ交互に得点する形となり、3点リードで前半を終えた。

 

 後半先制したのは中大。堅守からの速攻が冴え、昨日大学初ゴールの寺島健太(総1)が攻守において活躍。「ディフェンスの中心になりたい」と意気込みを語った寺島。実方監督も「身体能力が高く、大学のレベルでもすぐに活躍できる」と太鼓判を押した。1年生のフレッシュな活躍で一時は7点までリードを広げるが、終盤にかけて前節の悪夢がよみがえる。「自分たちのミスから逆速攻。昨日から修正しきれていない」(北詰)。一気にリードを縮められ、30分で互いに18点を取り合う打ち合いとなった。

 

  ▲寺島の躍動感あふれるシュート

 試合の流れは、1試合60分で相手にも自分たちにもやってくるもの。流れに乗ると強いが、相手の流れの時間にしのぎ切れない「チームの若さ」が表れている。「春なんでね」と苦笑した実方監督。後半負傷した森田啓仁(法3)に代わって出場した岩崎滉大(文1)が短い時間で2点を決めるなど、新戦力の台頭が著しいだけに、チームの成熟が待たれる。「課題は山積み。一つ一つ修正して、連勝できるようにしたい」(北詰)。この壁を乗り越えた先に、さらに強い中大の姿が見えてきそうだ。

 

  ▲この日9得点の中野尚(法4)

 

◆試合結果

中大36(18-15、18-18)33東海大●

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部