ハンドボール部

ハンドボール部 関東学生ハンドボール秋季リーグ戦2部対明星大

2015年09月01日

8月31日 中大第一体育館

開幕2戦連勝 森田が魅せた

 下級生の活躍で開幕2戦連勝だ! 今春の入替戦で3部から昇格した明星大に、29-21で勝利を収めた。2年前の春季2部リーグ戦で接戦のすえ辛くも勝利した相手に、4年生ゼロの陣容で挑み勝負をものにした。

▲ゴール後仲間に向かいポーズを決める森田

 1年生の森田啓仁(法1)が魅せた。2点リードで迎えた後半戦、サイドからの多彩なシュートでゴールキーパーを翻弄。後半だけで5得点をあげる活躍をし、チームに貢献した。キーパーに下を守らせることで空いた隙を突くシュートが持ち味と話す森田。「大学で覚えたスピンシュートが決まりました」と笑顔を見せた。けがで欠場中のエース杉岡尚樹(商3)に代わり登場したサイドプレーヤーを、指揮官は「彼がサイドシュートを決めてくれたおかげで、変な試合にならずに済みました」と称えた。

 2部の試合でも、あなどれない相手だった。3部上がりとはいえ明星大を「本来は2部上位にきておかしくないチーム」と実方監督は警戒していた。前半戦の序盤は競ってシーソーゲームに持ち込まれ、なかなか流れをつかめなかった。退場をとられ数的不利な状態での戦いは、余裕のあるものとは言えなかった。そんななかで、夏強化に努めてきた横並び一線のディフェンスが上手く機能。20点台のロースコアな試合に持ち込むことに成功した。

 2年前、2部リーグに所属していたときは1部昇格に向けさまざまなディフェンスシステムを試した。夏の間にディフェンスを構築できた今年は、攻めの形をいろいろと試しているという。春から活躍の機会の多かった中野尚(法2)、佐藤龍亮(法2)、キーパーの宮下貴司(総2)に加え、森田、北詰明未(商1)ら1年生の出場も増え、チーム全体が若返っており、長期的に見たチーム作りの戦略が見え隠れする。「これがうちのベストの布陣。今年はこれでいく」と実方監督の決意は堅い。秋季リーグ戦でチームの体制を確立するには、連勝スタートを決めたここからが正念場だ。監督、選手たちはインカレ、そして来年の1部リーグに乗り込む準備に余念がない。

◆試合結果

中大29(13-11、16-10)20上智大

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部