ハンドボール部
ハンドボール部 関東学生ハンドボール春季リーグ戦対明大
2015年05月06日
5月2日 日体大健志台キャンパス
新戦術で成果も明大に勢い及ばず
順大に34-31で勝利し、連敗を3で止めた中大。勢いそのままに連勝を狙ったが、4戦目までで10チーム中9位と今季停滞ぎみの明大に、痛い1敗を喫した。しかし、新しいディフェンス形態がうまく機能するなど、次戦に向け大きな収穫もあった。
▲後半、試合が接戦になりベンチにも緊張感が漂う
新戦術の効果が上がった。3点ビハインドで迎えた後半戦、開始直後から3連続得点を許し、ピンチの局面に。ここで相手選手一人一人にマークをつけるマンツーマンディフェンスを採用した。すると攻守ともに勢いづく。5点を縮め、一気に1点差まで詰め寄った。連続でシュートをゴールポストに当て得点機会を逃すなど、相手の拙攻もからんで流れは中大に。「マンツーにしてからは良かったですね。いろんな戦術を使って流れを作りたい」と、ほおを緩める指揮官。今まで得意としてきた一線のディフェンスや、3-3ディフェンスに加え、新たな引き出しを手にした。
なかなか同点に追いつけず、1点差に縮めてまた離されの攻防に苦しんだ。前半は3点先を越されたが、後半は両者14得点の接戦だった。「後半の流れがきたところで集中できなかった」(荒木健志主将・法4)。杉岡尚樹(商3)、下岡大騎(経3)の両サイドは健在だったが、詰め寄った場面でのシュートミスが目立ち、前半でついた点差を取り戻せなかった。
▲エース杉岡は、激しいマークに苦しんだ
今季は声出しなど雰囲気からチームを変えようと、意識的に取り組んでいるという荒木主将。「他のチームに比べ、まだ勢いが足りない」と敗因を分析した。いまだ勝ち星一つで、リーグ戦8位が必須のインカレ出場権獲得に黄信号。次戦からは、筑波大、日体大と中堅相手の試合が続く。どちらも落とせない戦いになりそうだ。
◆試合結果
中大26(12-15、14-14)29明大
写真・記事:「中大スポーツ」新聞部