バレーボール部(男子部)

バレーボール部・天皇杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンド 対トヨタ自動車サンホークス

2017年12月18日

12月15日 東京体育館

フルセットの接戦を制し、Vプレミアチームとの対戦に挑む

 

スタメン(サーブローテーション順)

25WS 中野竜(総1)

3MB 平田亮介(経4)

12WS 谷口渉(法3)

4WS 武智洸史(法4)

18MB 水野将司(法2)

5S 山下紘右(商4)

9Li 柳田貴洋(法3)

27Li 土岐大陽(経4)

 

 地区予選を勝ち上がってきた高校生からVプレミアのチームまで、さまざまなチームが集まるこの大会。初戦はV・チャレンジリーグに所属するトヨタ自動車サンホークス(以下トヨタ自動車)と対戦した。フルセットにもつれ込む接戦になるも、最後は下級生の活躍で4年生の引退を伸ばした。

 

▲武智主将のガッツポーズ

 

 海外留学中の石川祐希(法4)と大竹壱青(商4)はこの大会には出場しないが、中野と谷口がその穴を埋める活躍を見せた。1セット目を先取し、いい流れで2セット目につなぐも、中盤で痛恨の6連読失点をあびる。食らいつく中大だったが中盤で付けられた6点差が痛手となり21-25で第2セットを落とす。

 

 3セット目、序盤からシーソーゲームを展開し、僅差のまま20点台に乗った。先にセットポイントをつかんだのはトヨタ自動車。しかし、中野のブロックの上を行く高さのあるスパイクでデュースに持ち込む。27-26で今度は中大がセットポイントをにぎると最後は相手のスパイクがアウトになり、中大がこのセットを制した。

 

▲攻守において活躍した水野

 

 4セット目、中大はこのセットで勝負をつけたいところ。しかし、「簡単には勝たせてくれない」(松永監督)とトヨタ自動車も意地を見せる。2本連続でノータッチサービスエースを決められ、リードを奪われる。そのまま勢いに乗ったトヨタ自動車が20-25でこのセットをもぎ取り、勝負はフルセットへと持ち込まれた。

 

 最終セット。ここで負ければ4年生は引退となる。「これが最後になるかもしれない」(平田)、そんな考えも頭をよぎった。それでも「明日につなげよう」(平田)と平田が出だしから2連続ブロックを見せる。この流れで一気に差を付けたいところだが、9-9とまたも均衡した試合展開となる。しかし、ここで意地を見せたのは下級生。谷口、水野、中野のスパイクで一気に差をつけマッチポイントをにぎると、最後は相手のミスで中大がこの接戦を制した。

 

▲上級生の意地を見せた平田

 

 「なかなかいい形をつくれなかった」(松永監督)と苦しい試合展開となったものの、何とか明日のVプレミアチームとの一戦につなげた。明日の相手は平田の内定先でもあるFC東京。「大学生、企業関係なく勝ちに行く」(平田)と気合は十分。4年生は負けたら引退の最後の大会、「出来るところまでやって何か残せたらいいなと思う」と武智主将。4年生がこれまでの集大成を明日の一戦にぶつける。

 

◆試合結果

◯中大3-2トヨタ自動車サンホークス●

(25-19、21-25、28-26、20-25、15-11)

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部