バレーボール部(男子部)

バレーボール部・黒鷲旗全日本選抜男女バレーボール大会グループ戦 対駿台学園高

2017年05月13日

5月4日 大阪市中央体育館

 

春高王者駿台にストレート勝ち、勢いそのまま春リーグへ

 

スタメン(サーブローテーション順)

1WS 石川祐希主将(法4)

3MB 平田亮介(経4)

12WS 谷口渉(法3)

4WS 武智洸史副将(法4)

18MB 水野将司(法2)

17S 牧山祐介(商2)

9Li 柳田貴洋(法3)

27Li 土岐大陽(経1)

 

 前年度、インターハイ、国体、春高と三冠 を達成した駿台学園高を相手に中大が地力を見せつけた。「春リーグ残り3戦につながる試合」(牧山)を目標に挑んだ駿台学園高戦。2セット目からは、この大会後全日本に合流するため再びチームを離れる石川主将をベンチに下げ、春リーグ残り3戦を意識したチームでの戦いとなった。メンバーが変わり「(トスが)合わない部分もあった」(牧山)が、常にコミュニケーションを取るなど良い雰囲気で春リーグへとつないだ。

 

▲スパイクを打つ石川主将

 

 第1セット、いきなり石川主将がリベロを吹き飛ばす強烈なサービスエースを取る。 序盤から勢いに乗りたい中大だったが、駿台学園高も負けじと武智と石川の間を狙ったノータッチサービスエースで食らい付く。お互い一歩も譲らない展開を見せるも先に最初のテクニカルタイムアウトを迎えたのは駿台学園高リードだった。 しかし、中大が逆転に成功するとここからじわじわと突き放す。センター戦をうまく使った攻撃で揺さぶり、20-16と4点差がついたところで駿台学園高がタイムアウト。しかし、中大の勢いはそのまま、一気に攻め込むと25-17でこのセットを奪った。

 

▲スパイクを打つ谷口

 

 第2セットは「春リーグ後半戦を想定して」(松永監督)と石川主将に代わり中野竜(総1)をコートに入れる。すると、1点目から中野がスパイクを決めチームを勢いづける。最初のテクニカルタイムアウトを8-3で迎え、このセットは快勝かと思われた。しかし、昨年度三冠を達成したチームなだけに簡単には引き下がらない。駿台学園高アタッカー陣の気迫のスパイクで食い下がる。さらに中大のミスが続きじわじわと差を詰められると、ついに19-20と逆転を許す。ここからアタッカー陣の打ち合いが続きデュースまで持ち込む。それでも最後は谷口にボールを集め、谷口が冷静に決めて28-26で第2セットを取り切った。

 

▲喜ぶ中野(左)と斎藤(右)

 

 第3セットは武智に代わり斎藤総人(法2)が入る。「できるだけ限りのことを試してみよう」(松永監督)と主将副将を欠いたメンバーで挑んだ。序盤からミスが続き、なかなかリードすることができない。しかし、斎藤のスパイクから6連続ポイントを奪い、流れをつかむ。さらに「いつもより力が入った」と駿台学園高出身の土岐大陽(経1)がはじかれたボールに反応し、後ろから完璧すぎる二段トスをあげ、得点に貢献する。勢いに乗った中大が最後は連続ブロックポイントで意地を見せ、25-17でストレート勝ちを収めた。

 

 今大会、「企業のチームに勝つ」(石川主将)ことは出来なかったものの、「チームワークも上がった気がする」と松永監督は今大会の収穫を語った。春リーグ残り3戦は石川主将、大竹壱青(商4)を欠いた中で日体大、早大、東海大と上位校との対戦となる。 「しっかりと連携をとって、もう一度戦うチームに変えていきたい」(松永監督)と気を引き締めた。春リーグも残り3戦。「自分たちのバレーができれば結果もついてくる」(石川主将)。今大会の収穫を活かし、春リーグ最大の山場に挑む。

 

▼試合結果

◯中大3-0駿台学園高●

(25-17、28-26、25-17)

 

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部