バレーボール部(男子部)

バレー部 卒業生記事(早坂裕貴&石井優冶)

2014年03月25日

早坂裕貴(法)と石井優冶(経)の〝コンビ〟

取材時(1月22日)の1枚

 この春、バレー部から早坂裕貴(法)と石井優冶(経)が卒業する。スパイカーの早坂とセッターの石井。互いを「一番上げやすかった」(石井)「一番打ちやすい」(早坂)と認め合う、まさに〝名コンビ〟だった。二人そろって、卒業後は9人制バレーという道に進む。9人制バレーは大学での6人制バレーと人数が異なるだけでなく、打数の数え方、ローテーションが存在しないなど、ルールも大きく異なる。
 二人には大学での4年間と、卒業後の抱負を語ってもらった。

―中大に入学することになったきっかけは
早坂「高校の時は関東の1部の大学でやりたいというのが一番にあって。それで、本当に単純なんですけど、一番中大が来てほしいと言ってくれた。当時の監督が電話とか直接自分の高校来てくれたり。それが一番のきっかけです」
石井「早坂と同じで、バレーを続けるなら1部でやろうと思って。その中でも大学以降のことも考えて、体育大学よりは総合大学に入ろうと。文武両道じゃないですけど、それがやりたくて」
―見事に達成されましたね
石井「そうですね、よかったですね(笑)」

インカレ4回戦、スパイクを打とうとする早坂

―実際、入ってみて
早坂「1年目はやばかったよね」
石井「1年目はやっぱり、まあ…。高校と違って上下関係があるのはわかってたので、それなりに覚悟はしてましたけど。それ以上の、ね。厳しさとか」
早坂「でもやっぱり中大に来て、意識の高さにびっくりしたのはあります」
―上級生になってからは、引っ張っていく上で苦労したり
早坂「自分は結構、それで理生さん(松永監督)に怒られたりはしました。自分は新井(洋介前主将・法)とかと違って、ガツガツ引っ張ってくタイプじゃないので。3年の時とか、新井とレギュラー争いをしていて苦労した部分はありました」
石井「3年になって上級生の意識というよりは、自然とやってた感じはあったんですけど。プレーで引っ張る方だったので、そこは悩んだりしました」
―レギュラー争いを振り返って
石井「最初はやっぱり、関田(誠大・法2)が2個下なんでねー(笑)。2個下に負けるっていうのはちょっと。結構プライド高い方だったので、最初は嫌でしたけど。まあだんだん気持ちも変わっていって。どっちが出ても勝てればいいって思えるようになりました。最初だけですね、意識してたのは」
早坂「自分はやっぱり、精神面っていうか。多分新井と一番ずっとレギュラー争いしてて。声出すのとか盛り上げて雰囲気作るのとか、新井の持ち味で。そこの部分で勝つのは厳しいと思ってたので。その分、プレーで、攻撃面では絶対負けないように頑張ろうっていう風に考えて。練習のAB戦とかにしろ、プレーでミスすることができないプレッシャーがあって、結構辛かったっていうか。でも、楽しかったですね。悔しかったりもしたけど、勝ち取ったときは嬉しいし」
―4年間で一番印象に残っている大会は
石井「順位というのではないですけど、3年、4年上級生になってから全カレのコートに最後立てたので。レギュラー争いしつつも、最後の大会に出れた。最後にコートに立てて良かったなとは思います」
早坂「自分は東日本(インカレ)ですかね。3年の時の。完全な日本一ではないですけど、大きい大会で優勝できてなかったので、優勝できたときはすごく嬉しかったです」

インカレ4回戦、トスを上げる石井

―二人の仲の良さが印象的でしたが、きっかけは?
早坂「きっかけ別にないよな」
石井「特に(笑)」
早坂「趣味は合うよね、カラオケ行ったりとか」
―プレー中、一番信頼してたのは
石井「一番上げやすかったですね」
早坂「一番打ちやすいですね。何なんだろうね(笑)本当に」
石井「あんまり意識してないんですけど。ね」
早坂「合わなくなっても、考え過ぎるとダメなんだよね」
―相性が良かった理由は
早坂「石井の上げる感じですか。(ボールを)あんまり持たないよね」
石井「うん。持たない、俺は」
早坂「それが自分の好きなタイプのトス、っていうのはありました」
―バレーを続けるか、続けないか、迷ったりしませんでしたか
早坂「自分は続けるって決めてました」
石井「僕も、バレーにちょっとでも携われたらいいかなと思って、最初教師も考えてたし。V(プレミアリーグ)には通用しないと思ってるので、そこは。チャレンジ(リーグに行こうかなと思った時もあって。とりあえずバレーに少しでも携われればいいと思って」
―進路は
早坂「自分は横河電機です」
石井「JT東京です。同じ9人制なんですよ」
早坂「また試合するんですよ(笑)」
石井「今度は敵で(笑)年中会ってますね、また」
―卒業後の目標をお願いします
石井「どっちかっていうと仕事の方がメインになるので。自分は多分営業なので、立派な営業マンになる!」
早坂「じゃあ、自分は幸せな家庭を持てれば(笑)」

4年間、お疲れ様でした。
お忙しい中、取材のために時間を作って頂きましてありがとうございました。
卒業後のご活躍をお祈りしています。


写真・記事:中大スポーツ新聞部