バドミントン部

バドミントン部・2016年日本ランキングサーキット大会(西本拳太)

2016年05月26日

5月21日 さいたま市記念総合体育館

西本、騒動後初の公式戦は黒星 「真摯に受け止めて結果で恩返しを」

違法賭博問題への関与を認めたことで、1か月の活動停止処分を受けていた世界ランキング43位の西本拳太(法4=埼玉栄) が先月のシンガポールOP以来、約1か月ぶりに公式戦に復帰した。

入学後から着々と力を付けて、昨年12月ついに日本代表のトップチームにまで上り詰めた西本だったが、一転自らをどん底に突き落とす結果となった今回の騒動。一時は精神的ストレスで寮生活もままならなくなり、三重の実家に戻って身体を休めた。「何やってるんだろう、これからどうしていけばいいのかなと。今まで当たり前だったことが、当たり前じゃなかったことに気づかされた」。

己をじっくりと見つめ直した1か月。悩んだ末に出した答えは「結果で恩返しする」ことだった。「色んな人に支えられてバドミントンができてるんだ、そういう人たちに恩返しとまた応援してもらえるように頑張らないと」。自らをもう一度奮い立たせて、走り込みやウエイトトレーニングを中心に今大会に向けて調整してきた。

迎えた今大会、本格的にラケットを使った練習を再開して3日目とあって、本来のコンディションとは程遠く、格下相手にストレート負けを喫した。それでも「気持ちに身体がついてこなかったけど、今自分が出来る精一杯のことはできた」と前を向いた。

次の出場予定は9月の東日本学生選手権。しばらく間隔が空くが、「初心にもどって、感謝の気持ちを忘れずに。迷惑をかけた大学に恩返しをしたい」。インカレ四連覇へ向けて、まずは出場権獲得を狙う。(手塚健太)

◆試合結果

●西本拳太(日本ランク5位)0-2(17ー21、17-21)甲谷(日立情報通信エンジリアリング・同51位)○

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部