バドミントン部

バドミントン部 全日本学生バドミントン選手権大会団体戦

2015年10月12日

10月10、11日 大阪府立体育会館、大阪中央体育館

逆転負けでベスト4 二冠で今シーズンを終える  

▲早大戦の第3シングルスで敗れ、大の字に倒れこむ近藤主将

 2連覇を目指して臨んだインカレだったが、準決勝で早大に2-3で敗れベスト4に終わった。同時に4年生の引退が決まり、新体制がスタート。西本拳太(法3)が来年度の主将に決まった。

▲早大戦で得点を挙げ、西本は吠える

 1回戦の高知大を3―0で下すと、2回戦では来年の春季リーグ戦から1部に昇格する筑波大と対戦。ここもしっかりと3―0で勝利し、準々決勝へ駒を進める。準々決勝の相手は同じく1部の日大。だが全く相手を寄せ付けない戦いぶりで準決勝進出を決める。

▲シングルスでは全勝した五十嵐

 そして迎えた準決勝の相手は今季リーグ戦で2勝している早大。だが、戦力は最もそろっており侮れない相手だ。第1、2シングルスが同時スタートし、五十嵐優(法2)と西本拳太(法3)が出場する。ストレート勝ちで波に乗りたいところだったが、共にフルセットまでもつれてしまう。何とか勝利するも流れを持ち込むことができない。続いて第1ダブルスには大関修平(商2)・川端祥(商2)組が出場。古賀輝・齋藤組かと思われたが、まさかの古賀輝・富岡組。「古賀・齋藤でないのはびっくりした」(大関)中で試合に臨むが、第1セットは相手のミスにうまく付けこみ勝利。このまま逃げ切り勝利としたかったが、相手が本領を発揮すると同時に自陣のミスが目立ちこのセットを落としてしまう。ファイナルセットも途中までは一進一退の攻防となり、ジュースが続くが最後にミスが続きこのゲームを落とす。挽回したい第2ダブルスには五十嵐・中田政秀(法1)組が出場する。だが、ヘアピンやクリアなどで細かいミスが続き、ストレート負け。勝負は第3シングルスの近藤拓未主将(商4)に委ねられた。

 近藤主将の相手は古賀輝。ダブルスを終えたばかりで足が動かないと思われた。近藤主将はラリー戦での勝利を狙ったが、「もっとラリーできた。全体的に自分のミスが多かった」となかなかラリーで勝ちきれない。第1、2セットとも、途中まではリードするも中盤で追いつかれ終盤に逆転される展開となり、ストレート負けを喫した。敗北の瞬間、近藤主将は床に倒れ、天を仰いだ。中大バドミントン部として最後の試合が終わった瞬間だった。

▲団体戦で2勝1敗とチームに貢献した大関(左)・川端組

 これで4年生は正式に引退となった。最後の瞬間をベンチから見つめていた三上昴紀(商4)と金浦大地(文4)は試合後、「上から下までの順位をいろいろと経験した。普通はできないことを経験できた」(金浦)、「入ったときは弱かったけど、下の代から強いメンバーが入ってきて自分も負けられないと思った。切磋琢磨できるチームだったと思う」(三上)と述べ、4年間を締めくくった。4冠を目標にスタートした今年は春季・秋季リーグ戦の2冠のみ。しかし藤本コーチは「試合後に選手全員が悔しい、と思えるようになったのは大きい。優勝という目標を持てるようになったのはいいこと」とチームの意識の変化を確かに感じていた。西山監督も来年の目標を「インカレ優勝」と即答した。来年こそ4冠を--その夢は決して叶わぬ夢ではないことを証明したい。

◆大会結果

①法大②早大③中大、龍谷大

1回戦

◯中大3-0高知大●

▼詳細結果

◯近藤主将2-0稲盛●

◯五十嵐2-0藤井●

◯海谷・西方組2-0稲盛・藤井組●

2回戦

◯中大3-0筑波大●

▼詳細結果

◯西本2-0新田●

◯近藤主将2-1下川●

◯大関・川端組2-0中里・牧野組●

準々決勝

◯中大3-0日大●

▼詳細結果

◯西本2-0間瀬●

◯五十嵐2-0原口●

◯大関・川端組2-0山村・岡村組●

準決勝

●中大2-3早大◯

▼詳細結果

◯五十嵐2-1松本●

◯西本2-1古賀穂●

●大関・川端組1-2古賀輝・富岡組◯

●五十嵐・中田組0-2中里・齋藤組◯

●近藤主将0-2古賀輝◯

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部