バドミントン部

バドミントン部 関東学生バドミントン秋季リーグ戦対日体大

2015年09月23日

9月20日 日体大米本記念体育館

4連勝で、早大との優勝決定戦へ!

▲第1ダブルスの第1セット、得点を挙げ喜ぶ五十嵐(左)・中田(右)組

 3連勝と波に乗る中大は、強敵・日体大と対戦。序盤のシングルスの連勝で勝負を決め、3―2で辛勝した。優勝の是非は、全勝の中大と1敗の早大に絞られた。明日、両校の直接対決で優勝校が決まる。

 日体大のオーダーを予想し、西山監督は第1シングルスに五十嵐優(法2)が送り出す。相手は、東日本インカレシングルスで準優勝した小本。だが五十嵐に焦りはなく「我慢して試合をすれば何とかなる」と、長いラリー戦に粘り強く耐える。第1セットこそすんなりと取るも、第2セットは中盤までリードされる。しかし、「前半戦は試合に出られずみんなに助けられたので、今度は自分が(助ける)」と、リベンジに燃えていた。五十嵐は中盤以降、相手のミスに付け込み、鋭いスマッシュなどで相手を追い詰め逆転に成功。ストレート勝ちを収める。

第1シングルスでストレート勝ちを収めた五十嵐

 第2シングルスは、西本拳太(法3)が出場。相手は昨年のインカレ個人戦でも対戦している松村だった。序盤こそ競るが、中盤以降は相手のミスにも助けられ、21―11、21―16でストレート勝ち。「最初のシングルス2つが取れて楽になった」(西山監督)と、ダブルスに良い流れを持ち込む。

▲4戦連続でストレート勝ちの西本

 第1ダブルスには、海谷慎吾(文3)・西方優馬(法1)組が出場する。第1ダブルスに松居・三浦組が出場すると見込んで送ったが、松居とペアを組んだのは三浦ではなく、西方の埼玉栄高時代の同級生である玉手だった。スマッシュを次々と打ちこんでくる相手にクリアやヘアピンで対応するが、得点した直後のミスが目立ち18―21、14―21でストレート負け。第2ダブルスに全てを託す。第2ダブルスに出たのは、東日本インカレダブルス優勝ペア、五十嵐・中田政秀(法1)組。第1セットは21―16で難なく勝つも、第2セットはスマッシュやヘアピンのクリアでミスが相次ぎ17―21で落とす。第3セットになると、シングルスも出場していた五十嵐は長いラリー戦についていくことがきつくなってくるが、「点数を多くとればいけると思った」と2―1から6連続ポイントを奪い逃げ切り勝利。この時点で4連勝を決め、日体大の優勝の可能性が消えた。

▲リーグ戦初出場を果たした宮

 第3シングルスはメンバーチェンジで、近藤拓未主将(商4)ではなく、宮雄大(経2)がリーグ戦初出場を果たす。第1セットは10点差をつけ勝利するが、第2セットは相手のミスをなかなか攻められず落としてしまう。「受け身になってしまうと、緊張してしまった」と、第3セットも中盤以降は攻められて防戦一方になることが増えて逆転敗北。「練習通りプレーできず、悔しい」。この悔しさを、次の試合で晴らせるか期待だ。

 優勝の可能性が残っているのは、全勝の中大と3勝1敗の早大のみ。現時点では中大が有利だが、明日の直接対決次第ではまだわからない。早大は古賀輝・穂兄弟、古賀とダブルスペアを組む斎藤など、役者は十分だ。「明日勝たないと、これまでの4連勝は意味がない。事実上の決勝戦」(西山監督)。ついに、大一番が始まる。

◆試合結果

〇中大3―2日体大●

◆詳細結果

〇五十嵐2―0小本●

〇西本2―0松村●

●海谷・西方組0―2松居・玉手組〇

〇五十嵐・中田2―1松村・千葉組●

●宮1―2中水〇

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部