バドミントン部

バドミントン部 東日本学生バドミントン選手権大会 団体戦

2015年09月04日

8月29・30日 山形市総合スポーツセンター、山形県体育館

2年連続の準優勝。4冠達成を逃す

 春季、秋季リーグ戦、東日本インカレ、インカレの4冠を目指す中大。春季リーグ戦で全勝優勝した勢いそのまま2冠目を目指したが、決勝戦で明大に破れ準優勝に留まり、4冠達成とはならなかった。  昨年度と同様に、エース・西本拳太(法3)がベトナム・オープンのため不在。大エースを欠く中での東日本インカレとなった。だが、2回戦から準々決勝戦までは、1部リーグに所属していない大学との対戦が続く組み合わせとなり、西山監督も「組み合わせが良かった。準決勝以降が本番」と強気な姿勢で臨んだ。  2回戦から登場した中大はまず、千葉商科大と対戦。シングルス2試合、ダブルス1試合全てでストレート勝ちを収める幸先の良いスタートを切る。続く尚美学園大戦、準々決勝の青学大戦でも全試合ストレート勝ちを収め、悠々と「最低限のライン」(西山監督)であるベスト4入りを果たす。

▲対日大戦で奮闘する近藤主将

 本番と監督が語った準決勝の相手は、1部リーグに所属する日大。シングルスは2試合が同時にスタートした。中大は近藤拓未主将(商4)と五十嵐優(法2)が出場する。五十嵐はストレート勝ちを収め、近藤も強敵である猪熊を相手にフルセットの末勝利し、一気に王手をかける。勝利を決めたい第1ダブルスには、大関修平(商2)・川端祥(商2)組が出場。しかし、18-21、19-21とストレート負けを喫してしまう。この嫌な流れを断ち切りたい第2ダブルスには、海谷慎吾(文3)・中田政秀(法1)組が出場した。海谷・中田組は2セット共に中盤までは点を取っては取られてという苦しいゲーム展開になるが、終盤の連続ポイントで振り切り辛くもストレート勝ち。2年連続で決勝戦へ駒を進めた。

 

▲シングルスでチーム最多の4勝を挙げた五十嵐

 迎えた決勝戦の相手は、春季リーグ戦では中大が優勝を決めた試合の相手でもある明大。流れがきているかのように思ったが、「明大は予想してなかった」(近藤主将)。昨年度の同大会の王者である日体大がくると読んでいた中大にとってはむしろ逆風になった。第1シングルスには五十嵐が出場しストレート勝ちを収めるが、続く第2シングルスの近藤主将は第1セットは奪ったものの、「競っていたので、工夫が足りなかった」と2セットを連取され逆転負けを喫する。第1ダブルスには、大関・川端組が出場。相手は昨年度のインカレ王者である、高野・宮嶋組だったが、第1セットを見事奪取。このまま勝てると思われたが、第2、3セットは相手に主導権を握られ敗北、明大に王手をかけられる。何としても優勝を阻止したい中大は、第2ダブルスに五十嵐・中田組を送り出す。しかし、完全に流れは相手に流れていた。相手の勢いを止めることはできず、1-2で敗北。この瞬間に、4冠の夢は潰えた。

▲明大戦の第2ダブルスに出場した五十嵐・中田組

 試合後、選手の多くが「勝てる試合だった」と悔しがった。試合会場や試合の雰囲気で、試合が大きく変わることの重要さを思い知らされた大会となった。見つけた課題はクリアしなければならないが、時間は多くない。この試合の後にはシングルス、ダブルスの個人戦、そして9月12日からは秋季リーグ戦が始まる。シングルス戦でチーム最多の4勝を挙げた五十嵐も「リーグ戦は(東日本インカレ)より厳しい戦いになる。自分たちが勝てるように考えて練習に取り組みたい」と、雪辱に燃えている。1部リーグに所属する大学のレベル差はほとんどない。厳しい戦いはこれからも続く。

◆大会結果

2回戦

中大3-0千葉商科大

3回戦 ○中大3―0尚美学園大

4回戦 ○中大3―0青学大

準決勝 ○中大3―1日大

決勝 ●中大1―3明大

①明大②中大③日大、早大

写真・記事:「中大スポーツ」新聞部