バドミントン部

バドミントン部 関東学生バドミントン春季リーグ戦対明大

2015年05月06日

日体大健志館 5戦全勝! 5年ぶり26回目のリーグ優勝を達成

優勝が決まり、喜ぶ五十嵐(写真左)・中田(写真右)組▲

開幕から負けなしの中大は今日も勝利し5戦全勝とし、2010年春季リーグ戦以来となるリーグ戦優勝を果たした。1年前まで2部リーグに所属、そして昨秋リーグ戦では最下位だったチームが1部の頂点を取った。

西山監督は昨日の法大戦後から、インカレ優勝ペアを擁する明大戦に向けオーダーを練った。その結果、今日は前日までのオーダーと大きく変わり、第一シングルスには五十嵐優(法2・写真上)が出場する。だが、これまで第三シングルスとして4戦連続で出場し、全て勝利した五十嵐。第一シングルスの勝敗はチームの勢いにも影響するプレッシャーがあるが、五十嵐は慣れていた。第一セットこそはお互い点の取り合いとなるが、10-13から5連続ポイントで逆転し21-15で勝利。第二セットは雰囲気に慣れたのか、序盤からいきなり7連続ポイントで一気に流れを五十嵐のペースにする。そのまま点差を11点差まで広げ21-10で完勝、ストレート勝ちを収め幸先のよいスタートを切る。

第二シングルスは、ここまで4戦連続でストレート勝ちを収めているエースの西本拳太(法3・写真上)。「自分は負けられない立場で、勝って当たり前」と気を引き締めて試合に挑み、自身も「完璧なゲームができた」と言う安定した試合運びで21-14、21-11でストレート勝ち。5戦連続でストレート勝ちし、一気に優勝に王手をかける。

しかし、ここから明大も意地を見せる。中大の第一ダブルスの大関修平(商2・写真左)・川端祥(商2・写真右)組と対戦したのは、昨年度のインカレ優勝ペアである高野・宮嶋組。西山監督は第一ダブルスに高野・宮嶋組が出ると踏んで、前日に大関・川端組に第一ダブルスに出る意思を確認したうえでぶつけた。だがインカレ優勝ペアの素早い攻撃に反応ができず、またミスが出てなかなか追い付くことができない。結局第一セットは16-21で落とし、第二セットに挑む。第二セットは序盤はリードするが、中盤から崩れてしまい15点オールから連続ポイントを奪われ、その後は一度も追いつけず18-21で惜敗。「リーグ戦1勝4敗という数字は納得できない」(大関)と悔しさの残るリーグ戦となった。

2勝1敗で迎えた第二ダブルスには、今リーグ戦初めてペアを組んだ五十嵐(写真左)・中田政秀(法1・写真右)組が出場する。西山監督も「相手のダブルスより強いのではないかと思っていた」という最強ペアが、序盤から躍動する。3点リードされた2-5から5連続ポイントを奪い、流れを引き寄せイレブンに入る。その後は中田の強烈なスマッシュや五十嵐の安定したプレーで、相手に思い通りのプレーをさせず21-12で完勝。優勝まであと一セットとする。迎えた第二セットは序盤から得点を重ね、一度も相手にリードを許さない完璧な試合運び。そしてマッチポイント。最後までスマッシュで攻め続け、相手のコートにシャトルが落ちる。その瞬間二人は両手を挙げ、お互いの顔を見合いコート上で笑顔を見せた。同時に中大が一部リーグで優勝したことを全く知らない世代が、初めて優勝を経験した瞬間でもあった。

優勝後、「ほっとした」と西山監督。それもそのはず、中大は全ての試合で3-2で勝利、さらに今日の試合以外は第三シングルスで勝敗が決まるという内容だった。その第三シングルスで昨日までの4試合に出場し、全勝した五十嵐を「今リーグ戦の中大のMVP」と監督も絶賛。五十嵐は5試合全てに出場し、シングルス戦で5戦全勝、ダブルスでも1勝とチームの優勝に大きく貢献。西本も「だいぶ頼もしくなった」と後輩エースをほめた。だが、すぐ後に開催される関カレ、そして8月下旬に山形県で行われる東日本インカレに向け気持ちを切り替え「優勝したい」と、選手誰もが口を揃えた。春季、秋季リーグ戦、東日本インカレ、インカレ4冠達成の第一歩を歩み始めた。

◆試合結果

◯中大3-2明大●

◆大会結果

①中大②早大③日体大

写真:記事=「中大スポーツ」新聞部