バドミントン部

バドミントン部 関東学生バドミントン春季リーグ戦対日大

2015年05月06日

日体大健志館

開幕から負けなしの3連勝! 単独首位をキープ

▲試合後、ハイタッチする五十嵐(写真左)と西本(写真右)

2連勝と波に乗る中大。後半戦三連戦の初戦である日大に連勝の勢いそのまま、3―2で勝利し、これでリーグ唯一の3連勝。悲願の優勝に向けまた一歩前進した。

日大は昨秋リーグ戦で1-4と大敗した相手。第一シングルスには三戦連続で西本拳太(法3・写真上)が出場。第一セットは珍しくミスも目立つなど、イレブン前まではシーソーゲームとなるが、イレブン後は本来の調子を戻し勝利。第2セットも安定したプレーで相手を寄せ付けずストレート勝ちを収め、流れを呼び込む。「そんなに活躍はしていない」と本人は謙遜するが、これで三戦全てストレート勝ちとなった。

 第二シングルスには近藤拓未主将(商4・写真上)が出場する。しかし、相手のスマッシュに押されてしまい、また自身のミスも重なるなど相手のペースに飲み込まれてしまう。だが、14-16から連続ポイントを奪い、同点に。その後は一進一退の攻防が続くが、最後は逃げ切られ20-22で第一セットは落とす。第二セットは正確なスマッシュやヘアピンが冴える。最後は追い上げられるが21-18で逃げ切りファイナルセットへ。ファイナルセットは序盤こそ競るが、4-4から相手に6連続ポイントを奪われ流れは完全に相手へ。結局最後まで追いつくことができず、15-21でこのセットを落とし1-2で敗戦。1勝1敗でダブルス戦へ突入する。

第一ダブルスには大関修平(商2・写真左)・川端祥(商2・写真右)組が出場。今リーグ戦で未だ勝利のないペアは第一セット、4連続ポイントを奪われ追いかける展開に。しかし、今日の大関・川端組はこれまでの試合とは違い、声を出し、気迫を全面に出すプレーで、3点差まで追い上げる底力を見せる。だが5連続ポイントで逃げ切られ12-21でこのセットを落とす。後がない第二セット。序盤から相手のスマッシュをクリアし攻撃の時をじっと待ち、一瞬のスキを突き、得点を重ねていく。中盤1点差まで追いつかれるが、5連続ポイントでリードを広げそのまま逃げ切り、ファイナルセットに臨む。第三セット、共に後がない両ペアは序盤から点の取り合いとなる。しかしイレブンは日大が取り、終始リードされる苦しい展開になるが「諦めずよく我慢した」(西山監督)と、ここから粘る。17-19と2点を追う状況から4連続ポイントで逆転勝利。今リーグ戦初勝利を挙げた。西山監督が「大関・川端組にはダブルスのエースとして勝たなければいけないという気持ちを奮い立たせるために第一ダブルスにした」という期待に応える勝利でチームの3連勝に王手をかける。

第二ダブルスは開幕戦以来2戦ぶりの勝利を目指す海谷慎吾(文3・写真左)・中田政秀(法1・写真右)組が出場する。第一セットは共に一進一退の攻防となり、両者なかなかリードを奪えない。しかし終盤、15-16と1点差まで追い上げたところから連続ポイントでリードを広げられ17-21で敗北。だが第二セットは一転、5連続ポイントや4連続ポイントで7点差までリードを広げ、そのまま21-14で勝利。三試合連続でファイナルセットへ突入する。だがいきなり5連続ポイントを奪われ一気に相手に流れを持っていかれる。その失点が響き、最後の追い上げも及ばず18-21で落とし、2-2のまま第三シングルスへ。3戦連続で、チームの勝敗が五十嵐優(法2・写真下)に託された。

五十嵐の相手は、昨年の関東学生バドミントン選手権大会で敗れたサウスポーの佐伯。「嫌だなと思っていた」(五十嵐)が、今リーグ戦は2戦全勝と、安定感のある五十嵐。序盤から試合を優位に進めたいところだったが、ヘアピンやスマッシュのミスが続き1-6までリードを広げられる。崩れてもおかしくない場面だが、ここから粘ることができるのが今年の五十嵐。徐々に相手のミスを誘うクリアやスマッシュを連発し、14-14とする。直後に15点目を取られるが、そこから4連続ポイントで一気に勝負を決め21-16で勝利。続く第二セット、序盤から5連続ポイントでリードを広げる。だが、相手がスマッシュをラインギリギリのところに返すなど、技術の高さを見せ2点差まで追い上げられる。だが、怒涛の8連続ポイントで一気に勝利。ストレート勝ちを収め、チームは3試合連続で3-2で勝利。開幕から負けなしで首位を維持した。

「勝ったのはいいが内容は不満」と試合後語った西山監督。特に海谷・中田組が勝てなかったことについては「気持ちか体力、どちらで負けたのか」と連敗したダブルスペアに不満を露わにした。後半戦3連戦の残りの相手は法大、明大。現在法大は1勝2敗、明大は2勝1敗だが、昨年度のリーグ戦では共に敗北。西山監督も「勝てる保障はない」と厳しい戦いを覚悟している。しかし、ここまで3連勝し今日は大関・川端組も初勝利を収めた。キーマンは近藤主将と大関・川端組と指揮官も名前を挙げて、活躍を期待する。そして、優勝について西山監督は「ここまできたので、チャンスはチャンス。活かしたい」と明言。残り2戦、全勝を目指す。

◆試合結果

◯中大3-2日大●

写真:記事=「中大スポーツ」新聞部